ユベントスのFWクリスティアーノ・ロナウドは来季母国でプレーをする可能性が浮上している。実の母であるドロレス・アベイロ氏が語った。『ESPN』が伝えている。

 現在ユベントスに所属し、加入3シーズン目という史上初のスピードでクラブ通算100ゴール目を挙げたC・ロナウド。28得点でセリエA得点ランクトップを走っている。しかし、そのユベントスは苦しいシーズンを送っており、9連覇はストップ。さらに来季のUEFAチャンピオンズリーグ出場もかなり厳しい状態となった。

 そんな息子に対し、母は少年時代を過ごしたクラブに戻るよう説得するつもりだという。C・ロナウドがキャリアをスタートさせたスポルティング・リスボンは、火曜日にボアビスタを破り、2002年以来のポルトガルタイトルを獲得。ライバルであるポルトとベンフィカの19年間の独占状態に終止符を打った。

 スポルティングの熱烈ファンであるアベイロ氏は、タイトル獲得の喜びを語りつつ、息子をクラブに呼び戻す努力をしたいと発言している。自宅のバルコニーから「彼(クリスティアーノ)を呼び戻すために話をするわよ」とクラブのファンに語り掛けた。

「来年、彼はアルバラード(スポルティングのスタジアム)でプレーするはずだわ」

 36歳のロナウドは、ユベントスとの契約をまだ1年残している。しかし今夏での退団が噂されており、スポルティングも行き先の候補のひとつとして挙げられている。