今では貴重な手ごろな価格で買える国産オープンカーも!

 新緑が目に眩しく、吹き抜ける風もさわやか。日本では年に数週間しかないとも言われている、オープンカーに最適な季節がやってまいりました! この期間を逃すと、この先は梅雨入りでジメジメ、夏は猛暑。短い秋までお預け状態になってしまいますから、乗るなら今なんです。

 女性としては、紫外線対策も気になるところですが、最近は肌に負担が少ない日焼け止めや、飲む日焼け止めなんかも出てきていますので、そこはしっかりと対策をしつつ、せっかくだからオープンカーを楽しみたいものですね。

 コロナ禍でなんとなく鬱屈した日々も、ちょっとオープンカーで走るだけで、心の洗濯ができることもあるのではないでしょうか。そして街ゆく人も、女性が素敵にオープンカーを乗りこなしている光景を見るだけで、ちょっといいな、と目と心の保養になるかもしれません。今回はそんな、女性が乗ると絵になるオープンカーたちをご紹介します。

1)メルセデス・ベンツ・Eクラスカブリオレ

 まずはもう、イイ女と言えばコレ、というお約束的なモデルですが、メルセデス・ベンツ・Eクラスカブリオレ。長い伝統を持ち、世界中のセレブたちを魅了してきた美しさと速さ、快適性を兼ね備えたオープンカーです。最新モデルは2020年10月に大幅刷新されており、上品かつ高機能な電動開閉のソフトトップルーフがなんともオシャレ。

 レザーがふんだんに使われたインテリアと、声でさまざまな操作が可能な対話型インフォテインメントシステム「MBUX」をはじめとする先進機能が共存しています。窓を全開にしても、風の巻き込みを最小限に抑えてくれたり、首元からヒーターが出たり、室内は快適そのもの。最新版の安全運転支援システムが搭載されているのも、頼もしいところですね。お値段は871万円〜となっています。

2)レクサス・LC500コンバーチブル

 2台目は、Eクラスカブリオレに対抗できる唯一の国産オープンカーといえば、レクサス・LC500コンバーチブルでしょう。ロングノーズ、ショートデッキの流麗なスタイルはもちろん、オールレザーの豪華なインテリアは女性なら誰もがうっとりしてしまうところ。

 搭載されるエンジンは、今どき珍しい大排気量、5リッターのV8エンジン。アクセルを踏み込むと、まるで楽器のようによく響く音色が身体を包み込むようです。ソフトトップはもちろん電動開閉で、その速さもトップクラス。ボディ剛性にもこだわったというだけあって、安定した乗り味も美点の一つです。お値段は1500万円ほどとなっています。

3)マツダ・ロードスター

 3台目は、2人乗り小型オープンカーで世界一の生産台数を誇り、ギネスにも認定されているマツダ・ロードスター。4代目が発売されてから欧州での人気も一段と高まり、ギネス記録はまだまだ更新中です。日本では、手ごろな価格で買えるオープンカーとして、希少な存在となっています。

 昔は走り好きな男子向け、というイメージがあったのですが、最新モデルは流麗なスタイリングが特徴で、女性にもすごく似合います。ハードトップは電動開閉で、トランスミッションがATだけでなくMTも揃うので、運転大好きな女性にもオススメ。お値段は260万円(ハードトップは約343万円)ほどからとなっています。

輸入車にも手ごろな価格で可愛らしいオープンカーが存在!

4)フィアット500C

 4台目は、輸入車だけど比較的手ごろに買えて、見た目がとってもキュートなフィアット500C(チンクェチェントシー)。ルパン三世の愛車として、実写版の映画にも登場していたので、500の名前は知っている女性も多いと思うのですが、そのカブリオレモデルがあることは、意外と知られていないようですね。

 ただ、オープンカーといってもルーフの骨組みは残っていて、スイッチを押すとルーフの上の部分だけが、カーテンのようにクシャクシャっと後ろに畳まれてオープンになる仕組みなんです。でもこの姿がもう、最高にキュート! しかもソフトトップの色はレッドとアイボリーがあって、どちらもセンス抜群なので悩みそうです。お値段は266万円〜となっています。

5)BMW・Z4

 5台目は、女性のなかでもちょっとメンズライクなスポーティスタイルが好みの人向けなのが、BMW・Z4。コンパクトサイズの2人乗りながら、ロングノース・ショートデッキの伝統的なオープンスポーツカースタイルで、乗る人がとてもカッコよく見えるモデルです。

 そして男性のBMWファンなら垂涎とも言える、直列6気筒エンジンが放つパワーは、強烈な加速であっという間に100km/h到達。そのスカッとする走りに、女性も思わず夢中になること間違いなし。FRレイアウトでさらに前後重量配分が50:50という、完璧なバランスの良さは、メカニズムがよくわからないという人でも、乗ればその爽快感、気持ちよさは絶対にわかると思います。お値段は691万円〜となっています。

6)ルノー・トゥインゴ・EDCキャンバストップ

 6台目は、とにかく運転しやすくて可愛いオープンカーをお探しの女性にオススメしたい、ルノー・トゥインゴ・EDCキャンバストップ。フランス生まれのトゥインゴは、なんと全長わずか3.6mほどの4人乗りコンパクトカーなのですが、パリジェンヌのお気に入りだけあって、コンパクトカーだからって実用性一辺倒にしないのがさすが。キャンバストップと呼ばれるオープンモデルもあるのです。

 ただ、なにせ小さなクルマなので、オープンカーというよりは、ルーフ全体がパノラマルーフになっているような印象ですが、カーテンのようにパタパタと畳まれたルーフがキュートで、女性が乗っていると本当にオシャレ。0.9リッターターボエンジンも元気いっぱいで、軽自動車より小さい最小回転半径で、小回りも抜群。狭い街中もキビキビと走れて、女性の頼れる相棒となってくれると思います。お値段は213万円ほどとなっています。

7)ジープ・ラングラー

 さて最後の7台目は、これぞギャップ萌え間違いなしの、ジープ・ラングラー。長い伝統を誇る、アメリカの4×4専門メーカーの看板モデルでもあるラングラーですが、「フリーダムトップ」と呼ばれる機能があるのです。

 これは、ルーフの前部分と後ろ部分が3ピースのモジュラーハードトップになっていて、すべて取り外すことができるというもの。荷室の窓部分まで外れるので、オープンカー以上の開放感が味わえます。日本だと、「取り外したルーフはどこに置けばいいの?」なんて言う人もいますが、まぁそこは堅いことは考えずに(笑)、大自然のなかに身も心もさらけ出すような、未体験のドライブを楽しんでしまいましょう。お値段は518万円〜となっています。

 というわけで、世にも美しいモデルから可愛い系、ギャップ萌え系まで、さまざまなオープンカーをご紹介しましたが、お気に入りはありましたか? どれも現在販売されているモデルで、快適装備や安全性も申し分のないものばかりです。もちろん燃費も、ひと昔前のオープンカーとは比べ物にならない優秀さ。日本では短く貴重な気持ちのいい季節を、いつかはこんなオープンカーで味わってみたいものですよね。