かつて多く出回っていたペプシコーラのファミリーマート限定版が発売されたが、ペプシの公式ツイッターが投稿した広告に隠しメッセージがあると、ツイッター上などで関心を集めている。

それは、他社の製品に向けたメッセージだった。ペプシ発売元のサントリー側などには、一体どんな意図があるのだろうか。

広告の文面にある太字の部分をつなげて読むと...

「お待たせしました」。ペプシの公式ツイッターは2021年5月11日、こんなタイトルを付けて、ファン待望の「あのペプシ」がファミマで限定発売されたと告知した。

赤と白と青のお馴染みのマークが入り、ほぼ全体が青色のペットボトルのコーラだ。料金は、600ミリリットルで税込119円となっている。490ミリリットルのペットボトルの140円(税別)より安く、お得な設定だ。

ペプシは、19年から日本向けの味にアレンジされた「ペプシ ジャパンコーラ」が販売の主力になっている。それまで多数派だったペプシコーラは、一部で扱われているものの購入しづらくなった。ペプシのツイッターでは4日、このコーラを何と呼んでいるかと問いかけ、多くの呼び名が集まったと8日に紹介した。

そのうち「ノーマルペプシ」が愛称に選ばれたようで、11日のツイートの広告では、この名称で呼んでいる。多数派だったこのペプシコーラがコンビニ大手で販売されることになり、今までより入手しやすくなった形だ。

ところが、映画館や自販機などでお馴染みのアメリカンな風貌などと紹介している広告の文面に、太字で強調された部分があり、それをつなげて読むと、「ジャがリこ愛してる」となっていた。

サントリーとカルビー「現時点では答えられないが、今後に期待を」

じゃがりこ」といえば、他社であるカルビーのスナック菓子商品だ。

ツイッター上などでは、「どういうこと??」「ベプシの宣伝なのかじゃがりこの宣伝なのか」といった声が上がり、中には、じゃがりこをおつまみにペプシを飲みたくなったとして一緒に買った写真を投稿する人もいた。

この隠しメッセージの意図について、ネット上で、様々な憶測も流れている。

「じゃがりこ味のペプシ」あるいは「ペプシ味のじゃがりこ」が次の味として出るのではないかといった指摘が、その1つだ。また、ファミマの店舗で、じゃがりこがたくさん陳列されていたとして、「じゃがりこ祭」のようなものをPRしたいのではないかとの見方も出た。

じゃがりこの公式ツイッターが5月12日、今日のおやつはじゃがりこだとして、商品の写真を投稿し、「#じゃがりこ愛してる」とハッシュタグ付きで拡散を促したことも、憶測を呼んでいる。

ペプシ発売元のサントリー食品インターナショナルの広報部は12日、J-CASTニュースの取材に対し、「現時点では、お伝えできることがないです。今後にご期待下さいますようお願いします」と答えた。

じゃがりこ発売元のカルビーの広報課も同日、「現時点ではお答えは差し控えさせていただきます。今後にご期待いただければと思います」とほぼ同じ回答を取材に寄せた。

(J-CASTニュース編集部 野口博之)