上田慎一郎監督によるヒット作『カメラを止めるな!』が、フランスリメイク。映画『キャメラを止めるな!』にタイトルを改め、日本では2022年7月15日(金)より公開される。監督は、アカデミー賞受賞監督ミシェル・アザナヴィシウス。

“カメ止め”再び?!

2018年公開の映画『カメラを止めるな!』は、都内2館からスタートした小規模な上映だったにも関わらず、その斬新かつ衝撃的な展開で社会現象まで巻き起こした話題作だ。最終的に公開館数は350館以上、興行収入は31億円を突破する、異例のヒットを記録したことも記憶に新しい。

『カメラを止めるな!』オリジナルストーリー
とある自主映画の撮影隊が山奥の廃墟でゾンビ映画を撮影していた。本物を求める監督は中々OKを出さずテイクは、42テイクに達する。そんな中、撮影隊に本物のゾンビが襲いかかる!大喜びで撮影を続ける監督、次々とゾンビ化していく撮影隊の面々。”37分ワンシーン・ワンカットで描くノンストップ・ゾンビサバイバル!”……を撮ったヤツらの話。

ミシェル・アザナヴィシウス監督&豪華キャストで仏リメイク

そんな日本の人気作品『カメラを止めるな!』が、フランスでリメイクされ『キャメラを止めるな!』に。監督は、映画『アーティスト』で第84回アカデミー賞作品賞、監督賞を始めとする5部門を受賞した鬼才ミシェル・アザナヴィシウスが担当する。オリジナルを深くリスペクトしつつも、フレンチのおしゃれな笑いと最先端のアートをきかせ、大感動のエンターテイメント作品へと進化させた。

また、キャストも豪華な顔ぶれが勢揃いしている。日本のオリジナルで濱津隆之が演じた監督役には、フランスの実力派俳優ロマン・デュリスが抜擢。監督の妻役は、オスカー女優であり『タイピスト』に出演したベレニス・ベジョが演じる。オスカー監督と、フランス映画界を代表する名優たちによるタッグに注目だ。

“カメ止め”プロデューサー役・竹原芳子が再びプロデューサー役に

さらに、オリジナル版『カメラを止めるな!』で現場を混乱に陥れた最大の元凶・プロデューサー役で強烈なインパクトを残した竹原芳子が、『キャメラを止めるな!』で海外デビュー。

竹原が演じたのは、映画『カメラを止めるな!』での劇中劇「ONE CUT OF THE DEAD」のリメイク企画を依頼するプロデューサー。『キャメラを止めるな!』では、「ONE CUT OF THE DEAD」が世界中で大ヒットしたという世界が描かれ、「ONE CUT OF THE DEAD」と同じ設定で映画制作を依頼する。つまり、リメイク映画である『キャメラを止めるな!』の劇中劇までもがリメイク企画となっているのだ。

〈映画『キャメラを止めるな!』あらすじ〉
「山奥の廃墟でゾンビ映画の撮影が進められていたが、俳優たちの下手な演技にキレた監督が、本物のゾンビを召喚してクルーを襲わせ、超リアルな映像をモノにする!」という日本で大ヒットした映画のリメイクを30分間生放送、カメラ1台でワンカット撮影するよう依頼されたのは、フランスの監督。現場には、監督志望だが純粋すぎて空気の読めない彼の娘と、熱くなると現実とフィクションの区別がつかない妻も加わり大混乱!

問題ばかりの製作チームは、全く話のかみ合わない日本人プロデューサーとのバトルを乗り越え、ラストシーンまで完走できるのか? フランスでも映画を愛する者の誓いはひとつ! 何があっても、カメラは止めない!

【詳細】
映画『キャメラを止めるな!』
公開日:2022年7月15日(金) 全国公開
監督:ミシェル・アザナヴィシウス
脚本:ミシェル・アザナヴィシウス
出演:ロマン・デュリス、ベレニス・ベジョ、グレゴリー・ガドゥボワ、フィネガン・オールドフィールド、マチルダ・ルッツ、竹原芳子
音楽:アレクサンドル・デスプラ
衣装:ヴィルジニー・モンテル
配給:ギャガ シネスコ
5.1ch デジタル/112分/字幕翻訳:松崎広幸


【写真付きで読む】映画『キャメラを止めるな!』“カメ止め”フランス版リメイク、オスカー受賞監督&フランスの名優がタッグ

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