ジャガーのボンネットの上で踊る姿が印象的な「Here I Go Again」(1987年)の他、ホワイトスネイクやラットのミュージックビデオにも出演したモデル兼女優のタウニー・キティンが59歳で亡くなった。

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Varietyによると現地時間7日、彼女の死は米カリフォルニア州オレンジカウンティ検死官事務所によって確認された。ただし死因は明らかにされていない。

1984年にトム・ハンクスのコメディ映画『独身SaYoNaRa!バチェラー・パーティー』に出演した他、TVシリーズでは『Married…With Children』や『となりのサインフェルド』(シーズン3の「整形美人」でジェリーの下品なガールフレンドを演じている)などに出演。そして80年代のミュージックビデオ全盛期に登場した彼女のセクシーな姿は、当時のハードロック・ファンに強烈なイメージを残した。

ホワイトスネイクでは「Here I Go Again」「Is this Love」「Still of the Night」「The Deeper the Love」のミュージックビデオに出演。バンドのシンガー、デイヴィッド・カヴァーデイルと1989年に結婚(91年に離婚)。今回のニュースを受け、カヴァーデイルは8日に自身のTwitterで「もしこの知らせが本当なら、彼女の子供たち、家族、友人、ファンに心からの哀悼の意を表します」とツイートしている。

ホワイトスネイク以外では1984年のラットのデビュー・アルバム『Out of the Cellar』のアートワークに登場。「Back for More」のビデオに出演。当時は同バンドのギタリスト、ロビン・クロスビー(2002年に死亡)と交際していた。

ハードロック系ポッドキャスト「Ouch, Youre on My Hair」の2020年のインタビューで生前のキティンは、デイヴィッド・カヴァーデイルとLAでドライブした時のことを語っている。「彼は白いジャガーを運転していたんだけど、サンセット・ストリップのレインボーに向かって走っている時、赤信号で停車中、私たちを見つけたファンが突然ボンネットに飛び乗ってきたの!」

from Rolling Stone US

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