現在、東京都を含む4都府県で発令されている緊急事態宣言。今回で3度目となるが、これまでの休業要請もあり、企業のみならず苦しんでいる従業員は多い。

キャリコネニュース読者の埼玉県の40代女性は、「3月末で派遣の更新をしませんでした。そのため収入が激減してしまい、生活を見直しています」と語る(文:中島雄太)

「仕事を申し込んでも、条件を下げないと話が来ません」

女性は今まで派遣社員として、さまざまな企業で事務員として働いていた。しかし、コロナウイルスの影響で、「仕事を申し込むも条件を下げないと話が来ない状況になりました」と説明する。

「コロナの影響で入社日が決まらず流れてしまうことも何度もありました。決まっても、入社日がずいぶん先になったりしたことも……。安定しない状態でした」

それならば、と思い切って更新をしなかったようだ。千葉県の40代女性は、「コロナウイルスの影響で、仕事できる現場が少ないため、有給を使って休んでいる状況です」と寄せた。そんな中、緊急事態宣言発令により「仕事がますますしにくい事態になってしまいました」と嘆く。

「これまで日払いで給料をもらっていたため、働かないと現金が手元に入りません。厳しい状況です。いま手元にあるのはほんの少額あるのみです」

「ローン返済も利息のみの支払い、電気ガスも滞納で止まるギリギリでやってる」

東京都の30代女性はこれまで、非正規雇用で手取り月収15万円、加えてアルバイトで7〜8万円、個人事業主として3〜5万円を稼いでいた。しかし、コロナ禍でアルバイトと個人事業主の収入がなくなった。

「突然の約10万円の収入減で苦しいです。毎日もやしを食べ、美容院に行くのも控えて可能な限り支出を減らしています」

兵庫県の50代女性は、宿泊飲食業勤務。「基本給は出ていますが、残業代含めて本来なら25万円くらい手取りがあったはず。それがコロナで出勤日数も減り手取り17万円になりました。4月からは社会保険の値上がりもあり、手取り16万円になると予想しています」という。

「ローン返済も電話して利息のみの支払い、電気ガスも滞納で止まるギリギリでやっています。出勤の時は賄いで食費は抑えられますが、休館の日は飲み物のみでやりくりしています」

これ以上削れるものはないという女性。「これが続けばどうすればいいのやら」と嘆いている。

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