人種問題は世界的な課題であり、それが理由で暴動や戦争なども起こるほどです。

固定観念を変えることは簡単なことではありませんが、途中で見方を変えた人もいます。

「以前は人種差別主義者だったけど気持ちが変わった人、あなたの見方を変えたきっかけは?」
この質問に対する、海外掲示板のコメントをご紹介します。

 

Ex-Racist people of reddit, What changed your views? : Reddit

●イラクで負傷したとき、2人の白人が安全な場所に行くために自分をまたいでいった(1人は背中を踏んでいった)。
1人の黒人に子供のように抱えられ、安全な場所に連れて行かれた。医療従事者が来るまで手を握ってくれた。

●自分の話ではないけど、祖父が若い頃の話。
アルコール依存症の彼の父親が差別主義で、他人をゴミのように扱えと教えられていた。ところが祖父が13歳のときにその父親が家を出て行って価値観が変わったらしい。
人種で人を判断することが愚かだと気づいたそうだ。今はとてもスイートな祖父なのでよかった。

●祖母はヴァージニア州で1900年代育ち。人種差別は当たり前の社会だった。
祖母は家族を何より愛しているが、1980年代のあるときに初めて100%白人ではない孫と対面した。そして彼が大好きだと気づいた。
肌の色が濃くても家族で、彼らも人間だと受け入れ、遅まきながら祖母は進歩を遂げた。

●差別的な家族の話を聞くだけではなく、自分で実際に話しかけて学んだことから。

↑偏見の敵は体験。

●私ではなく親友の両親の話。
彼らは親友に「皮膚の病気(私の皮膚の色が濃いので)が移るから私に触ってはダメ」と言っていた。彼女に私と友達になってほしくないようだった。でも私はいつも礼儀正しくしていた。
ある年(すでに親友になっていた)彼女のお泊りの誕生パーティを開かれることになり、私は行くことは許可されたが、お泊りはダメとなった。
すると彼女は誕生会を完全にキャンセルした。多分それをきっかけに彼らも思い直したのか急にどんどん私に話かけるようになった。
それから30年ずっと親友で、彼女の両親は私の結婚式に来るほど親密だし、クリスマスカードも毎年送ってくる。今ではどうしているか尋ねてくれるし、みんなが集まるときには呼んでくれる。彼らが変わってくれてよかった。

↑それは親友がチャンピオンだな。

●陸軍で黒人と一緒に暮らすようになった。わかったのは彼らを嫌っていたのではなく、理解できないことを恐れていた。父親や愚かな友人から、愚かな観念を植え付けられていたことがわかった。

●とても偏見のある家族から離れて住んだこと。

●差別主義の家庭で生まれ育ち、無知だった。
黒人を侮蔑する言葉、反ユダヤ主義、同性愛ヘイト、毎日ありとあらゆる差別用語を使っていた。
肉親や親戚もみんな同じで、誰かに恋人ができた話になると「白人なの?」が最初の質問だった。みんな笑っていたが大真面目だった。
中学初日の新しいクラスでは、同じ小学校の白人とだけ話していた。
今は42歳になったけど、昨日のように覚えている。
黒人の子と全く同じバッグを持っていて、壁に掛けたときに入れ替わっていたことに気付き、お互いにバッグを交換した。内心では気分が悪かったが、それを見せないようにも教えられていた。
彼女は私に笑顔を見せて、それはとても美しかった。私と同じ形の眼鏡をかけていて、髪も同じようにポニーテールだった。彼女の名前はジャシンダで、心からの笑顔を返した。
彼女にランチを誘われ、その日から中学ではずっと一緒に食べた。最初に出会った親友だった。日曜日の教会のことを教えてもらったり、中学生の女子が話すような大事なことを何でも話した。彼女は私の誕生日には来れなかったが、いつも学校で祝い合った。彼女のことがめちゃくちゃ大好きだった。
高校は私は公立に進学し、彼女の両親はホームスクール(家庭学習)を選んだ。彼女は頭が良かったのでそれはとても良いアイデアだと思った。
SNSが普及する前の時代なので彼女の連絡先もわからなくなったが、今でも彼女の事を考える。彼女に出会ってから差別的な言葉を使わなくなった。彼女が私の人生を変えた。

↑いつか彼女と会えますように。


きっかけは人それぞれですが、体験によって価値観が変わる人が多いようです。

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