本や資料で見かけることがあるけれど、正しい読み方や意味が分からずスルーしてしまっている言葉ってありませんか?

社会人として、知らないまま恥をかくような場面には遭遇したくないですよね。

今回考えるのは「土筆」の読み方です。

“つちふで”? なにそれ? と思った方は、ぜひ答えをチェックしてみてくださいね。

■「土筆」の読み方は?

「土筆」とあると、そのまま“つちふで”と読むのかな、と思った人もいるでしょう。

しかし、「土」に「筆」を合わせても、“つちふで”とは読みません。

気になる読み方の正解ですが……。これ、実は“つくし”と読みます。

■「土筆」の意味と使い方

『デジタル大辞泉』によれば、「土筆」の意味は以下のように解説されています。

つくし【土=筆/筆=頭=菜】
早春に出るスギナの胞子茎。筆状で淡褐色、節に「はかま」とよぶ葉がつく。頂部から胞子を出すと枯れる。食用。筆頭菜 (ひっとうさい) 。つくづくし。つくしんぼ。《季 春》「古草にうす日たゆたふ―かな/[下接句]竜之介」

実は、「土筆」を“つくし”と読むのは日本語独自の当て字だそうです。

先端の部分が筆に似ていて、それが土から突き出すように生えてくる姿から「土筆」と書くようになったといわれています。

■読めない漢字はきっとまだまだたくさん

あなたは「土筆」を正しく読むことはできましたか?

きっと世の中には、あなたが知らない言葉、漢字がまだまだたくさんあります。見た目をそのまま漢字に当てているため、読み方は難しいですが、由来を知ると納得できますよね。

調べてみたら、見た目の特徴などから当て字でできている言葉が他にもありそうです。

(ななしまもえ)