中国の権威あるメディア『足球報(サッカーニュース)』が日本に関するある統計を発表した。なんでも、海外のリーグでプレーする日本人選手が、57か国・計307人いるという。

 この結果に驚きを隠せなかったのが、中国のメディアだ。ポータルサイト『バイドゥ』が、「大きな差だ。日本には307人の海外組がおり、57か国に分布している」と題した記事を掲載している。

「最新の情報によると、海外に合計307人の選手がいる日本にはゾッとさせられる。さらに恐ろしいのは、6大陸57か国に分散していることだ。今シーズンは、18人の選手が欧州5大リーグ1部でプレーし、これはアジアの記録でもある。韓国にはソン・フンミンがいるが、総数は日本ほど多くない」

 記事は、20年前は欧州のトップリーグでプレーする中国人選手もいたが、現在はエースのウー・レイ(エスパニョール)でもスペイン2部であると指摘。「日本の強さとの差はますます大きくなっている」とし、代表チームの比較をしている。
 
「(カタール・ワールドカップの予選で)中国代表はフィリピンに勝てず、シリアとのアウェー戦も負けた。一方、日本は違う。これまでのところ、首位で1点も失っていない。そして、モンゴル戦では恐ろしい14ゴールを決め、親善試合では、韓国を3ゴールで圧倒した。日本は海外でプレーする選手が多いため、タレントの選択肢が増える。強くなるのは当然だ」

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 最後に、「この統計を見て、『ゾッとした』と不満を言う中国のファンがいるのも不思議ではない」と記事は締めくくっている。日本と比べ、なかなか海外で活躍する選手が出て来ない状況を嘆いているようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部