シント=トロイデンのFW鈴木優磨(24)が今季におけるファン選定のクラブ年間MVPに輝いた。

2019年夏に鹿島アントラーズから加入して今季で2年目の鈴木。今季のシント=トロイデンはジュピラー・プロ・リーグ10勝8分け16敗の15位に終わったが、34試合に出場して17得点3アシストを記録した。

加入初年度の公式戦7得点を大きく上回るチーム得点王の活躍を披露した鈴木の受賞は18日に行われたレギュラーシーズンの最終節となるアンデルレヒト戦前に発表。その一戦も先発して、88分までプレーした。

勝利での締めくくりを狙ったなかで無得点に終わり、チームも敗戦した鈴木だが、試合後のインタビューで受賞を受けての率直な思いを問われると、喜びの心境を口にした。

「今シーズンの苦しいときも、チームとして調子が良いときも、試合に出られたので、そこが評価されたのかなと、嬉しく思います」

クラブの厳しい財政状況もあり、一部の現地メディアで今夏の移籍も取り沙汰され始めている鈴木。大きな活躍を披露しての今夏だけに、動向からも目が離せない。