[みみよりライブ5up - 広島ホームテレビ] 2021年4月7日放送の「地球派宣言」のコーナーでは、シマウマのしま模様の理由について取り上げていました。

アフリカサバンナに生息するシマウマ。シマウマといえば白と黒の体が特徴ですが、その理由について、これまで研究が続けられてきました。

自然界ではあまり見ることのないこのしま模様。なぜシマウマはしま模様なのでしょうか。

しま模様の秘密とは?

日本の動物園でもっとも多く見かけるのがグラントシマウマ。広島市の安佐動物公園でも15頭のグラントシマウマが飼育されています。

シマウマは一夫多妻制。一頭のオスを中心として、複数のメス、その子どもたちとグループを作って生活をしています。

さて、シマウマのしま模様については、体温を調節するためとか、ライオンなどの天敵から見つかりにくくするカモフラージュだとか、様々な説が考えられてきました。

そんな中、最近有力な説が出てきました。

安佐動物公園技師の高野真太朗さんは「シマウマの生息している地域に住む血を吸う昆虫、ツェツェバエやアブの仲間が体にとまりにくくなる、血を吸われにくくなるという効果がある、という説が有力なんじゃないかといわれています」と話します。

アメリカのある研究によると、吸血性のハエはしま模様のある面を避け、色が均一な面に着地することを好むことが明らかになりました。

シマウマのしま模様は、吸血性のハエを寄せ付けないためにある可能性がもっとも高いといわれています。

きれいなしま模様に意外な理由があるんですね。(ライター:momiji)