京都の老舗和菓子屋・亀屋良長の人気商品「スライスようかん」が、ヤフオク!やAmazonメルカリなどのネット販売サービスで高額転売されている。同店は、このような食品の転売について「衛生的観点から安全を保障出来るものではない」と注意を呼びかけている。

「スライスようかん」は、1803年に京都・四条醒ヶ井で創業した亀屋良長が、2018年に発売した時代のニーズにあわせた商品。パンにのせてトーストすると、熱々の小倉バタートーストになるというユニークさから、総売上数は今年の1月時点で12万個のヒット商品となっている。ヤフオク!の定額販売では、通常1袋2枚入りで税込540円の「スライスようかん」が1160円や1800円で販売。中には、3580円という7倍もの高値での出品もある。Amazonでは5袋セットで販売している出品者も存在、メルカリでは1袋あたり800円以内だが既に売り切れとなっている。

これらの出品に対して亀屋良長は、Twitterやホームページで「衛生的観点から安全を保障出来るものではない」と注意喚起。「弊社以外のサイトでお買上げになった商品に関しましては、一切の責任を負いかねます」とコメントしている。