冒頭に成功させた4回転をアンベーシ氏が興奮

 フィギュアスケートの世界国別対抗戦は15日、男子ショートプログラム(SP)が行われ、五輪連覇王者の羽生結弦(ANA)は107.12点で2位となった。欧州の識者は冒頭で決めた4回転サルコーに動画付きで脚光。「GOE+6=完璧」と絶賛している。

 極上の4回転ジャンプだった。ロックスターのような黒の衣装に身を包んだ羽生は、冒頭で4回転サルコーを跳んだ。高く、鋭く回転し、着氷も完璧。これぞ王者のジャンプと言うべき美しさで、観衆を魅了した。

 このジャンプに興奮を隠せないのは、欧州衛星放送局「ユーロスポーツ」で解説を務めるマッシミリアーノ・アンベーシ氏だ。自身のツイッターでこうつづっている。

「輝きを放つほど美しい過去最高の4S
 +1 とても高く長い
 +1 素晴らしいテイクオフと着氷
 +1 非常に巧み
 +1 とても難しくクリエイティブ
 +1 とても良い体のポジショニング
 +1 エレメンツと音楽が合っている
 GOE+6=完璧
 何が欠けているのか?」

 GOEは+5が最高だが、それを超えるほど美しいと絶賛している。

 実際にこの4回転サルコーはGOE「4.46」を記録。続く4回転―3回転の連続トウループでも4点を超えるGOEをたたき出していた。(THE ANSWER編集部)