毛髪診断士の元井里奈です。皆さんはシルク製品、お好きですか? シルクのパジャマなんていうと、海外ドラマに出てくるセレブが着るようなイメージかもしれません。しかし、髪の毛を深く愛してやまない私は、髪の毛にだけはシルク製品を使っているんです。

 なぜ私が、パジャマやインナーはユニクロさんで揃えているのに髪にシルク製品を使うのか。それはもちろん、美髪のために他なりません!

◆シルクのヘアグッズで髪のダメージを最小限に

 一度生えた髪の毛との付き合いは、約5年。髪は、再生しない物体です。

 よく、「補修できる」イメージのヘアケア製品をお見掛けしますので、髪がどれだけ傷んでも、トリートメントでなんとか綺麗に戻せると思っている方が多いのですが、そんなことありません。科学の発展もあり、多少は補修もできるのでしょう。私も色々使いました。でも、「ゆで卵は生卵に戻らない」、それと同じくらい、傷んだ髪を元に戻すというのは無茶な話なのです。

 だから、頭皮からできるだけ丈夫に生やしてあげた後、美髪をキープするためには、「髪の寿命がくるまでの5年間、いかにダメージを防げるか」が勝負なのです。
 自分で自分の身を守れない髪にとっては、毎日が外界から受けるダメージとの闘いです。すべてのダメージを防ぐことができればベストですが、まずは大きなダメージから防いであげることが大事。

 私は24時間、髪のことを考えて生きていますが(笑)、普通に生活する人にとっては、髪の毛ひとつにそこまで時間も手間もかけられないでしょう。お手軽なものから始めたいあなたにオススメするのが、シルクのヘアグッズなのです。

◆防ぐべきは、髪への摩擦、熱、紫外線

 髪のダメージは、美容院で受ける化学的な施術(縮毛矯正やパーマ、カラーリングなど)が一番大きなインパクトとなります。元の毛髪の状態を、化学的に無理やり変えさせるわけですから、ダメージは大。特に、髪のキューティクルに存在するCMCという物質を失わせてしまうため、化学的処理を受けた後の毛髪におけるダメージ耐性は大きく落ちます。

 でも、やはりオシャレもしたい年ごろの私たちにとって、パーマやカラーリングを全て我慢しろというのは酷な話ですよね。私自身も、多少ダメージを受けさせてでも、くせ毛を綺麗に見えるストレートにしたいと思い縮毛矯正をかけています。その分、人生の最重要課題というくらい真剣に、毎日のダメージ予防に取り組んでいるのが私という人間です。

 さて話を戻しますが、毎日積み重なるダメージの予防には何をすればよいでしょうか。この積み重ねは馬鹿にできなくて、化学的処理をしている髪の毛の場合は特に、です。
 防ぐべきは、摩擦、熱、紫外線。この3つだと思っており、「摩擦」を大きく防げるのがシルクグッズなのです。

◆美髪グッズ.轡襯の枕カバー

 一つは、シルクの枕カバーです。
 この連載の第1回でもご紹介しましたが、髪が背中に触れるとチクチク痛いくらいの汚髪から脱しようとした当初、シルクの枕カバーを使ったときが、一番即効性を感じました。ちなみに当時の購入価格は4400円です。

 私たちの髪は、寝ている間も、枕と頭に挟まれて擦れています。寝ている時間って、1日の3分の1くらいですよね、長いんです。その間の摩擦を最低限におさえられる枕カバーを使うという発想です。
 もちろん、どんな枕カバーを使うにせよ、寝る前に髪を完璧に乾かすことが大前提ですが(髪は濡れているとダメージを受けやすい)、是非使ってみてください。翌朝のコンディションが全然違いますよ。 以前とても有名な芸能人の方がシルクのヘアキャップを使って眠っていると聞き、私も試してみましたが、夜中そのホールド感が気になってしまい、続かなかったため、やはり枕カバーに落ち着いた次第です。