マスターズ最終日、松山が日本男子初の海外メジャー制覇

 米男子ゴルフの海外メジャー初戦・マスターズ最終日は11日(日本時間12日)、米ジョージア州のオーガスタ・ナショナルGC(7475ヤード、パー72)で行われた。4打差の首位で出た松山英樹(LEXUS)が4バーディー、5ボギーの73で回り、通算10アンダーで初優勝。日本男子初の海外メジャー優勝、アジア人初のマスターズ制覇を成し遂げた。快挙後にはタイガー・ウッズ(米国)がSNSを更新し、「日本の誇りヒデキ」「君と母国に素晴らしい偉業」などと祝福のメッセージを投稿している。

 松山は8、9番で連続バーディーを奪うなど、2位との差を5打に広げて前半を終える。後半15番パー5で2打目がグリーンをオーバーし、池に入れてしまいボギー。16番もボギーとしたが、正念場の17番はパーセーブ。最終18番はボギーだったが、リードを守り切った。スタンディングオベーションを送られた松山。感極まった表情を浮かべた。

 松山が幼いころから憧れていたウッズも、日本人初の快挙に称賛を送っている。優勝決定後に公式ツイッターを更新。文面に「日本の誇りヒデキ。君と母国にとっての素晴らしい偉業達成おめでとう。このマスターズでの歴史的勝利は、ゴルフ界全体にインパクトを与えるものだ」と祝福をつづった。

 ウッズはメジャー通算15勝。今年2月に米カリフォルニア州ロサンゼルスの道路で、1人で乗った自動車を運転中に交通事故。車が大破するほどの惨事に見舞われ、右すねや足首の手術を受けていたが、3月には自身のSNSで退院したことを報告している。(THE ANSWER編集部)