3月26日午後1時、六本木グランドタワーの9階。ここで行われていたのは、医療ベンチャー「メドレー」の株主総会だった。

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「豊田取締役の再任は妥当か。信頼回復が先では」

 株主から厳しい質問を浴びたのは、同社取締役の豊田剛一郎氏(36)。小川彩佳アナ(36)の夫である。

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「週刊文春」は2月3日夕方配信の「スクープ速報」で、豊田氏が小川アナの出産後も愛人のA子さんとの肉体関係を続け、緊急事態宣言中も逢瀬を重ねていたことなどを報道。豊田氏は同日付で代表取締役(当時)を辞任するとともに、約16億円のストックオプション(新株予約権)を返上した。


小川彩佳アナ

友人には「ホテル暮らしなんだ…」

「逗子クルージングでの白ビキニ姿のA子さんとの写真が話題になりましたね……。彼は報道後、家には居辛くなったのか、『ホテル暮らしなんだ。まだ離婚してないけど』と話していました」(豊田氏の友人)

 妻との関係もさることながら、経営者としても不倫の代償は大きかった。2月2日には5120円だったメドレーの株価。ところが不倫報道以降、右肩下がりで、株主総会直前の3月25日には3905円まで下落した。時価総額で見れば、約380億円が吹っ飛んだことになる。

 そうした中、臨んだ株主総会。冒頭の質問に対し、豊田氏と開成中学の同級生で、創業者の瀧口浩平代表取締役社長はこう答えた。

「他社事例と比較しても最も重いレベルのペナルティ。過去の功績等勘案しても長期的な企業価値向上のため、豊田氏の再任は妥当です」

 約30分間の総会が終わろうとした時、瀧口氏がニヤついた顔で話し始めた。

「えーっ……予行練習もたくさんしてきたので、豊田からお詫びとご挨拶を」

 暗めのスーツに身を包んだ豊田氏。マイクを握り、一点を見つめ強く語った。

「ご迷惑をおかけして申し訳ございません。どのような立場であってもメドレーの目指すビジョンに誠意をもって貢献していきます」

小川アナが知人に漏らした“揺れる胸中”

 一方、夫の裏切りが報じられてきた中でも、平日は淡々と「news23」(TBS系)の司会をこなしていた小川アナ。ただ当時、親しい知人にはこんな“揺れる胸中”も漏らしていた。

「離婚も考えている。でも……子どもが小さいから」

 あれから2カ月近く。最近の彼女はと言うと、

「スタッフの溜まり場にも姿を見せるようになりました。白い派手な衣装の時は『白いでしょ(笑)』『思ったより派手よね〜』なんて雑談もしたり。時々あくびをしては『(眠いのは)子ども、子ども』と笑っていますよ。子育てとの両立は相変わらず大変なようですが、どこか吹っ切れた印象です」(番組関係者)

豊田氏、小川アナに取材を申し込むと…

 3月29日の深夜には、「太田光が問う!選挙SP」(TBS系)で、爆笑問題の太田光と共演。収録後トークでは、太田に「苦労されているだけのことはある」と突っ込まれたが、

「ありがとうございます、なのかな。(略)太田さんに励まされたり、勉強させて頂きました」

 と笑う余裕を見せた。

 豊田氏に現在の夫婦関係などを尋ねたところ、

「長期的な企業価値向上への貢献を通じて、信頼回復に努めていく所存です」

 小川アナにもメールで取材を申し込んだが、返信はなかった。

 彼女は最近、ある報道局幹部にこう伝えている。

「今は仕事があるから助かっています」

 小川アナを救ったもの。それは「仕事」だった。

(「週刊文春」編集部/週刊文春 2021年4月8日号)