バイエルンのハンジ・フリック監督が、自身のミスから失点したGKマヌエル・ノイアーへの信頼を強調した。ドイツ『キッカー』が8日に伝えている。

 バイエルンは7日、UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)準々決勝第1戦でパリSG(●2-3)と対戦。雪が降る中行われたこの一戦に先発出場したノイアーは、試合開始早々に自身のミスからゴールを許した。

 前半3分、FWキリアン・ムバッペの強烈なシュートを正面下に受けたノイアーだが、雪のせいかボールが手をすり抜けてそのままゴールに入ってしまった。不運な形で失点したノイアーはその後も失点を重ね、攻撃陣の反撃に応えられず、バイエルンは2-3で敗れた。

 試合後、バイエルンのフリック監督は1失点目の守護神のミスに言及。「ムバッペのシュートが完璧だった」、「ピッチ、ボール、すべてが濡れていて滑りやすかった。ミスは起こり得ることだ」、「前もって失点を防ぐべきだったし、それができたはずだ。そうすればこのようなことは起きなかった」と3つの原因を挙げ、ノイアーを擁護した。

 また、指揮官はノイアーのプロ意識に敬意を表した上で「あえて元気づけるような必要はない」としつつ、「マヌは紛れもなくワールドクラスであり、我々にとって非常に重要な選手である」と信頼を強調した。

 バイエルンは13日に欧州CL準々決勝第2戦でパリSGのホームに乗り込む。