街中で見かける貼り紙やポスター。長い間掲示されているものだと、段々と汚れてしまったり紫外線の影響などで色が薄くなってしまったりする。
中には、一部分の文字だけが薄くなってしまった結果、元々の文章とは全く違った意味合いの文章になってしまうこともあるようだ。例えば、こんな風に......。
青い自販機に貼られた白い張り紙。たばこを吸っている人のイラストが描かれている。
「渋谷区きれいなまちづくり推進協議会」が関わっているので、おそらくたばこのマナーに関する注意書きなのだろう。
だが、そこに書かれている日本語の文面は......なんだか不自然な間隔を空けて「たばこは 吸いましょう」。まさかの喫煙推奨ポスターか?
......と、思いきや。すぐ下にある英文を見てみると、
「Smoking allowed in designated areas only(喫煙は指定のエリア内でのみ許可されている)」
の文章が。
つまり、この日本語のもともとの文章はおそらく「たばこは(指定された喫煙所内で)吸いましょう」といった感じだったのが、虫食いになってしまっているようだ。
肝心の部分の文字だけが薄れてしまい、「たばこは吸いましょう」になってしまったようだ。
そこ消えたらアカン
話題になっているのは、ツイッターユーザーのまるそう(@sonishimaru)さんが2021年3月30日に投稿した画像。Jタウンネット記者は4月2日、投稿主のまるそうさんに取材した。
赤い文字だけが紫外線で消えちゃった例 pic.twitter.com/m1ivEyjG1S
— まるそう (@sonishimaru) March 30, 2021
このポスターは3月26日、東京都渋谷区某所で発見。移動中に見つけて撮影したものとのことだ。
改めてポスターを見つけた時の感想を訊いてみると、まるそうさんは、
「消えたことで現れたメッセージと、元からあった挿絵の相性が良く、良い偶然・自然の形態だと思いました」
と述べた。
このポスターに対して、ツイッター上では、
「ちょっと吹いた」
「完全に消えてしまっていますね。喫煙者が増える増える笑」
「確かに捨てる物じゃなくて吸う物だな」
といった声が寄せられている。
外部リンクJタウンネット