先発の浜口について「状態はよかったが、四球絡みの失点になってしまった」

■広島 4ー0 DeNA(2日・横浜)

 DeNAは2日、広島に0-4で完封負けし、引き分け2つを挟んで5連敗となった。開幕から7戦勝ちなしは球団ワースト記録となり、三浦大輔監督は「まだ終わりじゃない。結果をしっかり受け止めて、これからもやっていくだけ」と、声を振り絞った。

 広島先発の大瀬良に打線が7回まで散発の3安打と完璧に抑えられた。無死からの走者はゼロで、四死球もなく、二塁も踏めない状態だった。指揮官は「対策は立てていたが、ストライク先行でいかれて、みんな自分のバッティングができなかった。いい投球をされた」と相手エースに脱帽するしかなかった。

 前夜に11失点の投手陣は、先発の浜口が6回2失点と試合を作った。初回に味方のミスから失点し、6回には西川の一発で追加点を許したが、少ない球数で与四球も2つと最小限に抑えた。昨季の対戦被打率が.625と相性の悪かった堂林を3打席無安打に抑えるなど、内容のある投球を見せた。

 三浦監督は「前回(開幕戦)の悔しさを持ってのマウンドで、気持ちが入っていた。ヒットは打たれたがゴロばかりで、浜口らしいボールが投げられていた」と先発左腕を評価したが、8回から登板した砂田が誤算だった。1死から四球と二塁打でピンチを作り、申告敬遠で満塁となった後、左打者の松山に決定的となる2点タイムリーを打たれた。

 ダメ押し点を献上した左腕について、指揮官は「状態はよかったが、四球絡みの失点になってしまった。あそこがポイントになった」と悔やんだ。その言葉通り、大瀬良が降板した8回には、昨季シーズン無失策記録を達成した菊池が19年9月以来となるエラーを記録するなど、2つの相手失策と四球で二死満塁のチャンスを作ったが、関根の三遊間への強いライナーは、この回から守備固めに入った三塁手の矢野の好プレーに阻まれた。9回にも抑えのルーキー栗林から先頭打者が四球を選び、続く佐野が一、二塁間への強いゴロを放ったが、途中から一塁に入った堂林のダイビングキャッチに阻まれ、チャンスを広げることができなかった。

 乱打線の末に引き分けた前夜のように、打線が爆発すれば投手陣が崩壊状態になり、この日は先発投手がゲームメイクしても打線が相手エースの前に沈黙と、チームは負のスパイラルから抜け出せずにいる。

 3日も敗れることになれば、新人監督として2リーグ制後ワースト記録となる6連敗になるが、三浦監督は「8回にはチャンスを作ったし、これを明日につなげていかなければいけない。投手陣が今日のようにゲームを作ってくれれば、必ず勝ちにつながるはず。なかなか勝ち試合を見せられないけど、明日こそは頑張ります」と、下を向くことはなかった。(大久保泰伸 / Yasunobu Okubo)