佐賀県佐賀市内の大型商業施設で下半身を露出したとして3月31日、同県鳥栖市に住む49歳の男が公然わいせつの疑いで逮捕されたことが判明。その行動に呆れの声が広がっている。
 
 男は同日午後3時20分頃、大型商業施設の店舗に入り下半身を露出した。その様子を施設内にいた女性保安員が発見し、警察に通報。駆けつけた警察官に現行犯逮捕された。

 警察の取り調べに対し男は容疑を認め「見せつけようと思った」などと話しているという。よほど自分のそれに自信を持っていたのかもしれないが、公共の場で露出することは犯罪であり、許されることではない。

 今回のような下半身の露出事件はたびたび発生しているが、その言い訳はほとんどがあり得ないとしか言いようのないものだ。2020年7月、千葉県船橋市に住む自称会社員の男(26)はJR横須賀線の車内で下半身を露出し逮捕され、「しまい忘れた」と言い訳。また、2016年11月にも愛知県で警察官が同様の事件を起こし逮捕されたが、その際も「しまい忘れた」と話している。

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 また、2020年9月、小田急線の車内で発生した事件では「トイレを利用した後、チャックを閉め忘れていた」と供述。2021年2月、兵庫県神戸市の飲食店でバイトの面接に来た女子高生に下半身を露出した事件では「仕込み中に水をこぼしてズボンが濡れた」「腰痛のためやむを得なかった」などと釈明した。

 いずれもその釈明は「苦しい言い訳にしか聞こえない」「正当化しようとするな」と厳しい批判を受けている。病気や怪我など特別な事情なく公共の場で下半身を露出するのは犯罪だ。それを理解したうえで下半身を露出する行為は、悪質と言わざるを得ない。