韓国代表で現在は全北現代(チョンブク・ヒョンデ)モータースのアドバイザーを務めるパク・チソン(39)が、アジアカップでの苦い思い出を振り返った。

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去る2月28日に放送されたMBCのバラエティ番組『スリーパク:2番目の心臓』(原題)に、パク・チソンとイ・チョンヨン(32、蔚山現代)が出演。パク・チソンが済州(チェジュ)島にある自宅にイ・チョンヨンを招待し、一緒に夕食を食べながら思い出話に花を咲かせた。

(写真=MBC)

夕食を食べ終えてパク・チソンが食器を洗っている際、イ・チョンヨンは彼に「少し前、ACLのためにカタールを訪れたときにアジアカップを思い出した」と話した。その言葉に、パク・チソンはすぐさま2011年にカタールで行われたアジアカップを思い出した。

当時、パク・チソンがキャプテンを務めていた韓国代表はアジアカップを3位で終えた。韓国はアジア制覇に向けて意気揚々と臨んだものの、日本との準決勝でPK戦までもつれた後、ク・ジャチョル(32、アル・ガラファ)、イ・ヨンレ(34、大邱FC)、ホン・ジョンホ(31、全北現代)の3人が連続でPKを失敗し、惜しくも敗れていた。

パク・チソンがPKを蹴らなかった理由

「あの大会は優勝すべきだった」というイ・チョンヨンは、「ヒョン(兄さん)がPKを蹴らなかったからじゃない?」と冗談交じりに問いかけた。というのも、パク・チソンが当時のPK戦でキッカーを務めていなかったからだ。

現役時代のパク・チソン

この質問に、パク・チソンは「またその話か」と苦笑い。「会うたびにみんながその話をする。(ソン・)フンミンも聞いてくるよ。わかってる。僕が“悪かった、後悔している”と何回言えばいいんだ」と語った。

そして、PKを蹴らなかった理由については“そうせざるを得なかった”と明かした。パク・チソンは「中学3年生の最後の大会でPKを決められなかった」と話すと、「高校でもPKを決められず、4回連続で外したことがある」とPKにまつわる悪夢を振り返った。

それを聞いたイ・チョンヨンは、「ヒョンが蹴っていても何も変わらなかったかもね」と納得の表情。その言葉に、パク・チソンも“してやられた”というように大きく笑っていた。