<ダイキンオーキッドレディス 3日目◇6日◇琉球ゴルフ倶楽部(沖縄県)◇6561ヤード・パー72>
21年初戦の「ダイキンオーキッドレディス」で『左に行かないスイング』に取り組んでいることを明かした渋野日向子。言葉通り、ここまでの3日間の54ホールで51ホールのティショットがフェアウェイ、もしくは右に出ている。
問題はその左にいった3ホールだ。初日、3日目の1番、2日目は10番と何故だかすべてスタートホールなのである。それ以降はしっかりと修正して左へのミスを消している。それはなぜなのか。本人に聞いてみた。
渋野は気持ちの面を理由に挙げる。「めちゃくちゃ緊張しているからだと思います。練習場で打っているときはいい感じでスタートしようと思っているのですが、どうしてもどうやって動かせばいいか分からなくなるんです」と笑いながら言う。
「緊張することで、タイミングが早くなったりとか、ちょっとアウトサイド・インっぽいスイングになったり。また、伸び上がったりもしてしまう。左に行ってしまうのは、そういうところかなと思います」
それでも、そのままズルズルいくことなくしっかりとパーを拾い、次のホールからのティショットではフェアウェイをヒットするあたりはさすがという他ない。「ドライバーショットは良かった。自己採点で90点はあげられる。スタートだけダメだったので」と話した渋野。ここまでは高い修正力を見せているだけに、最終日のスタートホールのティショットをうまく決められれば猛チャージも見えてくる。(文・秋田義和)
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