◆都合がいいところだけ結婚観をアップデートしないで

 こんにちは。恋愛婚活コンサルタントの菊乃です。

 婚活している方は、男女とも自分に都合が良い部分だけ価値観をアップデートしがちです。

「今時、共働き夫婦が普通だよね。でも僕は仕事で帰りが遅いし、家事が出来る女性がいいな」
「昔は『女性はクリスマスケーキ』、24歳超えて結婚していないのは行き遅れって言われたけれど、今は30〜40代で結婚する芸能人も多いから大丈夫だよね」
なんて、「時代の変化」を取り入れる30〜40代の婚活者がいます。

 もちろん、時代とともに結婚観は変わっていますが、中には変化しない部分も。そこで、今回は昔も今も変わっていない結婚観を『「ニッポンの結婚適齢期」男女の年齢徹底・解剖』の分析を行った、ニッセイ基礎研究所の人口動態シニアリサーチャー天野磬南子さんに聞きました。

◆30年前も今も、初婚のピークは20代

「まず、30〜40代でも結婚できるという考えですが、平均初婚年齢は上がっているものの、今も昔も初婚年齢のピークは20代なのです。

 まず、1980年の人口動態基本調査によると、初婚女性の51.1%が20〜24歳で結婚しています。
 現代は平均結婚年齢が上昇して晩婚化が進んでいるといいますが、2018年のデータによると女性は26歳、男性であっても27歳がピーク。つまり、初婚同士カップルの入籍年齢のピークは20代であることに変わりはありません。さらに2018年に入籍した女性の場合、そのピークから3歳差(23〜29歳まで)で結婚した人が55.5%なので、過半数がピーク年齢の前後3歳に集中しています。

 また、2018年の平均初婚年齢は29.4歳です。結婚平均年齢が30歳近いから、30歳でも大丈夫だと安心する方が多いのですが、2018年に初婚同士で入籍した女性は、100人中70人は30歳までに結婚していて、31歳以上で入籍した方は30人ほどしかいないのです」(天野さん。以下同)

 では、結婚ピーク年齢が26歳なのに平均初婚年齢が29歳にズレるのは一体なぜでしょう?

「結婚年齢はどんなに若くてもピークより10歳若い16歳からなのに対し、遅いケースではピークより20歳後ろにずれた46歳で結婚される方もいるからです。7割が20代で結婚していても、確率的にはレアな入籍を果たすアラフォー・アラフィフの方々が平均結婚年齢を引き上げているために、実際の結婚ピークよりも平均年齢が高くなっていることに気が付いて欲しいです」

◆30代、40代ももちろんチャンスはある

 それなら、結婚しやすい年齢を過ぎてしまったらどうしたらよいのでしょう?

 確かに初婚年齢は20代がピークですが、結婚相談所の会員は30〜40代女性が多いので諦めないでください。私の見解ですが、結婚しやすい時期を逃しても、危機感を持って婚活すれば可能性は大いにあります。諦める必要は全くないですが、自然な出会いに過度な期待やこだわりを持つことはやめた方がいいと思います。

 国立社会保障・人口問題研究所の第15回出生動向基本調査(2015年)によると、夫と出会ったきっかけは多い順に、友達を通じてが30.8%、職場28.2%、学校11.7%です。身近で出会って恋愛結婚できるというのならば、もうとっくにお付き合いに発展しているのではないでしょうか。

 もし、彼氏ができる気配もないけれど結婚したいと思っているのならば、今すぐ様々な婚活サービスを活用して婚活をスタートさせた方が良いと思います。 結婚相談所の場合、ほとんどの相談所の会員はアラフォー女性が一番多いです。パートナーエージェントの女性会員で一番多いのが35〜39歳で30.8%、日本結婚相談所連盟(IBJ)も35〜44歳会員が一番多いのです。