ブンデスリーガ2部に所属するザンクト・パウリのティモ・シュルツ監督が、長期離脱中のFW宮市亮について語った。ドイツ『ビルト』が報じた。

2015年7月にアーセナルから完全移籍でザンクト・パウリに加入した宮市。しかし、相次ぐケガの影響もあり、加入当初はプレー機会が限られていた。

しかし、2019-20シーズンはケガなく開幕を迎え、レギュラーとしてプレー。ブンデスリーガ2部で29試合に出場し1ゴール7アシストを記録。チームでも重要な役割を担っていた。

しかし、新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大による中断明けの5月にヒザに違和感を覚えると、2020年6月5日のボーフム戦の出場を最後に欠場。今シーズンは一度もピッチに立っていない。

シュルツ監督は宮市の状態について「とても良さそうに見える」とコメント。しかし「ただ、私はまだ予想を口にはしたくない」と復帰時期について言及することを避けた。

宮市は、内転筋、そして最近ではふくらはぎに問題を抱えていたとのこと。それでも、現在はトレーニングに復帰している。

シュルツ監督は「筋肉の問題には、細心の注意を払わなければならない。1日や1週間の問題ではない」とコメント。それでも宮市の復帰を望んでいるとし「彼が戻ってきてくれれば、みんながハッピーになれる。リョウは別の要素をチームに与えてくれるからだ」とコメント。復帰に期待を寄せていた。

ザンクト・パウリは現在ブンデスリーガ2部で11位に位置。昇格からは遠い位置にいるが、直近のリーグ戦は5連勝と急激に調子を上げており、2021年に入ってからは11試合で7勝2分け2敗と大きく勝ち点を積み上げている。