恋愛事情専門家・恋愛コラムニスト神崎桃子の「男の言い分vs女の言い分」……。

結婚していないこと」で後ろ指をさされる時代は終わった。

今はあえて結婚しない道を選ぶ人も少なくない。

前回は「男性が結婚したくない理由」についてお話したが、今回は女性編。
結婚したいと思わない理由について言及する。

女が結婚したくない理由その1〜「だってひとりがラクだから」

・「今、女性ひとりでも入れるお店も多い。もともと仕事以外で人に気を使うのが苦手なので映画もドライブも焼き肉もひとりのほうがラクなんです。結婚してもお互いに干渉せず別行動なら大丈夫かもしれませんが(笑)、私は今のままで十分!相手に合わせて行動するとか絶対に無理〜」(30代女性/公務員)

・「仕事を終えて自分の部屋に帰って美味しいおつまみとワインをゆっくり嗜むのが至福。SNSで繋がってる人となにかとやり取りもあるからぜんぜん寂しくないし……。休みの日もひとりだからこそ好きなことができる。自分のペースを崩したくないので男性と一緒には暮らしたくないんです」(40代女性/コンサル)

――ひとりでなんでも出来てしまえばあえて結婚しなくていい。

そして結婚する必要がないのはひとりの生活に満足できているからこそ。

加えて今はカップルや家族でなくとも“おひとりさま”を歓迎してくれる場所もお店も多いし、カラオケも旅行もキャンプも誰かと一緒でなくともなんでもできる。

以前は単独行動をどこかで蔑むような風潮があったけど今は違う。「ソロのほうが楽しめる」という雰囲気すらある。

ひとりがいいのは自分のペースで行動できること。そして人間関係の苦労やストレスにも悩まされずに済む。
かえって自分のやりたいことにじっくり取り組めるってもの。

女が結婚したくない理由その2〜「思い切り仕事がしたいから」

・「以前婚活していたとき思ったんですが、真剣に結婚したいと思っている男性は女性への条件が厳しい。『若くないとダメ』という男性は多く、子供の事もあるから年齢高めだとはじかれてしまう。しかも『仕事をバリバリやってる女もダメ』みたいで。自分より収入が多い女は『可愛げがない』と思われるのか敬遠されてしまう。婚活で出会った男性に『すごいキャリア積んでるんですね。結婚したら今の仕事はどうするんですか』と聞かれて、仮に結婚できたとしても相手の男性に合わせて仕事をセーブしなきゃならないのかと気づきました。そしたら結婚するのが馬鹿らしくなったんです」(40代女性/総合職)

――“結婚する相手”として男性が女性を見る場合、男性のほうがシビアかもしれないね。

「自分が望んだときに子供ができるか」だとか、「自分の望む結婚生活に相手が合わせられるか?」ということを見ていたりする。

キャリアを積んできた女性にはそれは辛いこと。

女性が結婚するとなるとどうしても男性側に合わせなくてはならなかったりする。
夫婦別姓選択制度もいつになることか……現に結婚したら男性の姓に女性側が合わせるケースは多い。

また住む場所や生活環境の変化も結婚した女性に求められるかもしれない。
そして子供ができたら当然子供に合わせた生活になっていく……。

女性が「もっと働きたい」となると、どうしたって男性側に協力を得ないと仕事と家庭の両立はできない。

しかし女性の社会進出を政府が推奨しても現実問題、女性の家事や育児の労働負担は多く、そこに悩みを抱えている女性は少なくない。またそれが要因となり離婚した女性も私は見てきている。

仕事に情熱を注ぐ女性にとっては「思う存分、仕事をしてほしい」「キミの夢を応援するよ」というスタンスの男性がいなければ「結婚しないほうがいい」となるのは当然のこと。

女が結婚したくない理由その3〜「好きになれそうにないから」

・「『結婚しなさい』と親に言われてきたけれど、自分が好きになれる人を見つけるのってたやすいことじゃない。若いときは人を好きになったり、付き合うことはもっと簡単なことだったのに……。友達から男性を紹介されたり、出会いを求めて行動範囲を広げてみてもいつも『ただのいい人』で終わってしまう。結婚なんて縁がなければ別にする必要ないと思う」(30代女性/薬剤)

・「婚活サイトや婚活イベントに参加してこれまでたくさんの男性と出会ってきたけどほぼ1、2回食事に行って終了〜。そういうことを繰り返してたらもう結婚したい気持ちなんて失せてしまって……(笑)。今は『わたしは結婚しない』と決めたら肩の荷が降りたというかむしろスッキリした!!」(40代女性/教育)

――自分が好きになれる人や結婚したいと思えるような相手って「人生の中でそうそう出会えるものじゃない」とため息をついてる女性は少なくないよね。

「出会いがあっても好きになれない」
「私には人を愛する力がないのかしら」
と相談してくる女性たちも現にいる。

自分があぐらをかいてなにもしないでいるなら話は別だけど、出会いを求めて行動したり、婚活イベントにさんざん参加しても“そういう相手”とはめぐり会えないのかと思ったとき、そこにかけるエネルギーや時間は無駄だ……となる。

なんたって「この人いいな〜」と思うより「この人とはムリ!」と感じてしまうことのほうが多いのだから。

「もしかしたら会ってるうちに好きになれるかも……」と最初はチラッとよぎっても、
2回、3回とデートしたって「一緒にいてもまったく楽しくない」となれば、おしゃれしてきて、笑顔作りながら話してる自分が虚しくなるんだよ。

好きな相手じゃなければ一緒にいる時間って“えらく長く感じる”から地獄。

自分が疲弊してまで「結婚したいわけじゃない」ってなる。

努力じゃ人は愛せないんだもの。

……というわけで、前回と今回で男女それぞれの「結婚したくない理由」に言及してきたが、今は結婚しなくとも不自由のない時代。

自分が幸せになれそうにない結婚なんてする必要はない。

今の生活に不満がない、ひとりでも有意義に過ごせるならそれはとても幸せなことなのだから……。

『結婚=女の幸せ』な時代は終わりました。