NTT東日本、NTT西日本の固定電話から、ソフトバンクとKDDIの携帯電話に発信する際の通話料金が、2021年5月1日から引き下げられます。3月2日に開催された総務省の有識者会議で明らかにされました。

固定電話から携帯電話への料金に開き

現在、固定電話から携帯電話に発信する際の電話料金を設定する権利は、携帯電話事業者側が持っています。
 
NTT東西の固定電話から携帯電話に発信した3分間の電話料金は、NTTドコモの携帯電話に着信する場合が60円なのに対し、KDDIの携帯電話だと90円、ソフトバンクの携帯電話だと120円と開きがありました。

5月1日から固定発の料金引き下げ

3月2日に総務省が開催した、情報通信審議会 電気通信事業政策部会 接続政策委員会で、KDDIとソフトバンクが2021年10月1日に料金設定権をNTT東西に移行することと、移行に先立って5月1日から料金を引き下げることを発表しました。
 
2021年5月1日からは、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクの各社にかけた場合の料金が統一され、3分間あたり60円、料金設定権が移行する10月1日からは、NTT東日本の固定電話から発信した場合は52.5円、NTT西日本から発信した場合は60円に変更されます。
 

 

固定電話利用者の負担は3分の2に

携帯電話の番号から携帯電話事業者を識別するのは一般の利用者には難しく、固定電話を利用する機会の多い高齢者の負担が重いとの指摘がありました。
 
総務省は、通話料金の引き下げにより、利用者の年間負担額の総額はこれまでの278.4億円から、2022年以降は185.6億円と、およそ3分の2に下がると試算しています。
 

 
 
Source:総務省 via NHK, 讀賣新聞
(hato)