○ ソフトバンク 14 − 2 中日 ●

<オープン戦・PayPayドーム>

 中日の高卒4年目・清水達也投手(21)が2日、ソフトバンクとのオープン戦(PayPayドーム)に3番手で登板。計14失点と投手陣が大崩れした中で、2回無失点3奪三振の好投を見せた。

 中日は先発した笠原、2番手・橋本がそれぞれ6失点。清水は0−12と大量ビハインドの中、4回からマウンドに上がった。先頭の周東を何でもない投ゴロに打ち取ったが、一塁送球を焦り暴投。自らのミスでいきなり無死二塁のピンチを招いた。

 それでも、続く川瀬を落差のあるスプリットで空振り三振に仕留めると、一死後、粘る三森に対しても最後はスプリットを振らせ連続三振斬り。続く柳町にも追い込んでからのスプリットを振らせ、3者連続三振でピンチを脱した。続く5回は先頭打者に四球を与えたが、代打・佐藤を遊ゴロ併殺斬り。最後は昨季ブレイクした栗原をスプリットで投ゴロに仕留めゼロを並べた。

 清水は2回25球、無安打無失点、3奪三振1四球の内容で降板。アピール合戦と化していた若鷹打線の勢いをしっかりと止めた。前回登板だった2月23日の広島戦(練習試合)は、2本のソロ本塁打を浴びたものの4回2失点。2登板連続の好投で開幕ローテーション入りをアピールした。