【AFP=時事】スペイン1部リーグ、FCバルセロナ(FC Barcelona)の前会長ジョゼップ・マリア・バルトメウ(Josep Maria Bartomeu)氏が1日、昨年発覚した「バルサゲート(Barcagate)」の捜査の一環で逮捕されたと、消息筋がAFPに明かした。

 バルセロナの会長選を7日に控える中、昨年10月に会長を辞任したバルトメウ氏を含む4人が今回逮捕された。

 1日朝にクラブ事務所を家宅捜索したカタルーニャ(Catalonia)自治州警察は、バルトメウ氏のほかクラブの現最高経営責任者(CEO)オスカル・グラウ(Oscar Grau)氏、法務部門トップのロマ・ゴメス・ポンティ(Roma Gomez Ponti)氏、バルトメウ氏のアドバイザーのジャウメ・マスフェレール(Jaume Masferrer)氏を逮捕した。

 グラウ氏とゴメス・ポンティ氏はその日のうちに釈放されたが、バルトメウ氏とマスフェレール氏はバルセロナ警察署の留置場で一晩を過ごし、翌2日に裁判所に出廷するとスペインメディアは伝えた。

 カタルーニャ自治州警察のモスズ・デスクアドラ(Mossos d'Esquadra)氏は、今回の逮捕劇は「1年近く続いていた」という「財産と社会経済秩序に関する犯罪疑惑の捜査」の一環だったという。

 クラブ側は昨年に物議を醸した「バルサゲート」に関連した捜査が行われたことを認めている。バルサゲートでクラブは、当時会長だったバルトメウ氏のソーシャルメディアにおける評判を高めるために契約したプロモーション企業I3ベンチャーズ(I3 Ventures)への支払いを粉飾した容疑がかけられた。

 I3ベンチャーズが行なったソーシャルメディアのキャンペーンでは、現役選手のリオネル・メッシ(Lionel Messi)やOBのジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)氏、シャビ・エルナンデス(Xavi Hernandez)氏らへの批判が繰り広げられた。地元スポーツ紙ムンド・デポルティーボ(Mundo Deportivo)のインタビューでメッシは、騒動は「奇妙だ」とコメントしている。

 クラブは「FCバルセロナは捜査対象となっている事実を明白にするため、司法当局と警察当局への全面的な協力を申し出ている」と発表。

「司法警察から求められた情報や証拠書類は、今回の件における事実に密接に関係する」

 国内ラジオ局カデナ・セル(Cadena Ser)は、バルセロナはI3ベンチャーズと異常な高額契約を結び、クラブの財務管理の目から逃れるために支払いを細かく分割したと報じている。

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