アップルのティム・クックCEOは24日(米国時間)、アップル共同創設者のひとりスティーブ・ジョブズ氏を追悼するツイートを投稿しました。もしもジョブズ氏が存命であれば、66歳の誕生日を迎える節目に当たります。
クック氏はかつての上司であり友人だったジョブズ氏に、次のような言葉を捧げています。
スティーブの66歳の誕生日をお祝いします。特に多くのことが人々を離れ離れにしていた年に、テクノロジーは無限の方法で私たちを結びつけてくれました。これはスティーブの人生と彼が残した遺産の証であり、毎日私を励まし続けてくれます。
Celebrating Steve on what would have been his 66th birthday. Especially in a year where so much kept us apart, technology brought us together in limitless ways. That’s a testament to Steve’s life and the legacy he left, which continue to inspire me every day. pic.twitter.com/4nluynVjFF
- Tim Cook (@tim_cook) February 24, 2021
毎年2月24日、ジョブズ氏の誕生日にクック氏が追悼ツイートをするのは恒例のこと。2019年には故人の「我々が持っている最も貴重な資源は時間です」との言葉を引用し、「いつもあなたを思い出す」と付け加えていました。
“The most precious resource we all have is time.” - SJ. Remembering you always. pic.twitter.com/nsUUiFzZnz
- Tim Cook (@tim_cook) October 5, 2019
また2020年には、詩人で公民権運動家のマヤ・アンジェロウ氏の「偉大な魂は決して死なない。それは何度でも私たちを結びつけます」を引用し、ジョブズ氏の思い出が常に人類とともにあると述べていました。
“A great soul never dies. It brings us together again and again.” - Maya Angelou. You’re always with us Steve, your memory connects and inspires us every day. pic.twitter.com/X85bjObkPK
- Tim Cook (@tim_cook) October 5, 2020
折りに触れてクック氏はジョブズ氏の思い出を語っていますが、2020年には米スタンフォード大学卒業式のスピーチにて、初めてジョブズ氏の病気(すい臓がん)を知らされた時のことを次のように振り返っていました。
スティーブが病気になったとき、私は彼が良くなるだろうと信じて考えるのを止めました。彼が持ちこたえてくれると思っていただけでなく、私自身がいなくなった後でもアップルを導いてくれるだろうと心の底から信じていたんです。
同大学卒業式でのスピーチは、2005年6月にジョブズ氏も行っていたこと。「ハングリーであれ。愚か者であり続けろ」で締めくくられたスピーチは自らの生い立ちや闘病生活も織り交ぜられ、人生観が余すことなく語り尽くされていました。