サッカー界で異彩を放った“クラッキ”らしいエピソードが明らかになった。

 現地時間2月23日、英スポーツ専門ラジオ局『talkSPORT』は、元ブラジル代表ロナウジーニョが、約5年前にインドで行なわれたフットサルイベントに参加した際に披露した圧巻のパフォーマンスと、その舞台裏を紹介した。

 世界屈指のファンタジスタとして名を馳せたロナウジーニョ。現役時代には、パリ・サンジェルマンやバルセロナ、ミランなど各国の名立たるクラブでプレーし、とりわけバルサ時代はサッカー史に残る数々の名シーンを創造した稀代の天才だ。

 そんなクラッキの凄みを明かしたのは、『talkSPORT』のコメンテーターであるサム・マッターフェイス氏だ。

 同氏は、エルナン・クレスポやポール・スコールズ、ライアン・ギグス、カフーら往年のスターたちが一堂に会した先述のフットサルイベントに参加した際の記憶を「試合中にロナウジーニョがいないことに気付いて、関係者たちが慌てだしたんだ」と振り返っている。

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「あれだけの選手たちがいたのに、ちゃんと計画されたイベントじゃなかった。だから、みんなが『おい、ロナウジーニョはどこだ!』ってパニックになったんだ。僕は彼が前日の夜遅くまでパーティーをしていたのを知っていたから混乱が起きることは理解していた。じゃあ、彼はどこにいたのか? 駐車場に停めてあった誰かの車の中で寝ていたんだよ」

 さらに「あるスタッフがロナウジーニョを起こしたんだ。『試合だ。頼むから出てくれよ』ってね」と当時の様子を克明に明かしたマッターフェイス氏は、「彼はやっぱり只者じゃなかった」と続けた。

「寝起きだったけど、準備をしてからコートに入った彼は凄まじかった。開始数分で5ゴールも決めたんだ。彼だけ全く別の次元にいたんだ。本当に素晴らしかったね。彼が試合に出たのはその数分間だけだったけど、莫大な契約金に見合う、十分なプレーだった。その晩も彼はド派手なパーティーを楽しんでいたけど、誰も文句は言わなかった」

 昨年3月にパラグアイに違法入国したとして電撃逮捕をされ、世間を賑わせたロナウジーニョ。再び妙技を見せてくれる日は、訪れるのだろうか。構成●サッカーダイジェストWeb編集部