街中でも、髪が綺麗な人に目が行きますよね。

ではなぜ髪が綺麗だと、惹かれてしまうのでしょうか?

今回は、髪が綺麗だと美人に見えるわけを解明していきます♪

髪本来の働き

そもそも髪の毛には、頭を気温の変化から守ったり衝撃を吸収してくれる、頭の保護機能、また体内の有害なミネラルを取り込んで体の外に排出する、排出器官としての働き、さらに毛根付近にある神経が、周囲の刺激を察知する、感覚器官の3つの働きがあると言われています。

普通、髪は美しさの象徴ではなく、臓器などと同じく一つの機能でしかないはずです。

では、いつから髪の毛は、美しさの象徴になったのでしょうか?

いつから髪が重要視されるようになったのか?

髪の歴史は、縄文時代までさかのぼります。

こんなに大昔から、髪の毛なんて気にしてないでしょ!と思ったら大間違い!

皆さんも見たことがあると思いますが、卑弥呼の髪型、特徴的ですよね。その時代から髪型に気を遣っていたのです!

本格的に髪が美の象徴とされてきたのは、奈良・平安時代です。

このころの髪型は、髪の毛を長く垂らすスタイル!

歴史の教科書などでも出てくる、何メートルあるの?というくらい長い髪が美の条件だったのです!

また洗髪は、お米のとぎ汁で1年に1回程度でした。今では考えられないですね!

このころの、髪の美の条件は「黒くてつやつやした超ロングヘア」でした。

ですが最近はカラーが主流です。ではカラーはいつから行われていたのでしょうか?

ヘアカラーの歴史

世界の染毛の歴史は長く、最古の染毛の歴史は紀元前3000~3500年にまでさかのぼります。

日本では13世紀ごろから染毛が行われたと言われています!

本格的にカラーが浸透し始めたのは、1965年ごろからでしたが、髪のダメージや退色を理由にヘアカラー離れが起こりました。

しかし、1990年代には、使いやすく、皮膚着色もしにくいヘアマニキュアがブームになります!

これを皮切りに、芸能人の髪色に合わせ、美容室でブリーチをしたり、明るい髪色にする人が増えました。

そのブームが去ると今度は、今のようなブラウンなどの地毛に寄せた暗髪が人気になります。

現代では、カラー剤も増え、なるべく髪にダメージを与えないように染める技術が確立されましたが、それまで長い歴史がありました。

カラーは、人の印象を変える大切な要素ですが、ダメージがあったら髪は綺麗に見えませんよね。

美しく見える髪には「つや」も重要です!

なぜ髪にはツヤがあるの?

髪のツヤ「天使の輪」はなぜ見えるのでしょうか?

髪一本一本には、キューティクルがあり、そのキューティクルが連続して整っていると綺麗に天使の輪が出来ます。

これは光が髪の表面で反射したものです。

光には、もう一種類あり、それは髪の内部で反射するものです。

これらはメラニン色素やヘアカラー色素の色を反射してできるものであり、黒髪では見えません。

ではなぜ、ダメージで髪のツヤが無くなるのでしょうか?

髪はタンパク質で出来ていますが、ダメージを受けるとキューティクルが剥がれ、髪の成分が抜けスカスカの状態になります!

その状態で光を当てても乱反射して綺麗には見えないためツヤが無くなって見えるのです!

また毛流れも重要で、うねりが強い髪もツヤが綺麗に見えません。

そのためトリートメントなどで、髪に栄養を届けしっかりコーティングしてあげることが大切なんですね♪

髪が綺麗だと、目が惹かれる理由

ここまで、髪の美には長い歴史があることが分かりました。

昔から、「髪は女の命」と呼ばれるように、美しさに重要なものです!

人の第一印象は、7秒で決まってしまうことが分かっています。

まず出会った人の最初に見る部位は、顔ではないでしょうか?

髪は、顔の中でも大きな部位を占める、とても大切な場所です。

髪色や髪型は自分で決めるもの。その人らしさが最も出やすい場所だと言えます。

そのため髪が、綺麗=清潔感がある=美人であると、とらえるのではないかと考えられます。

また、心理学では、髪色(金髪・茶髪・黒髪)と髪の長さ(ロング・ミディアム・ショート)の第一印象を研究※したものがあり、これによると、どの髪の長さでも、金髪だと活発で個性的なイメージで、ミディアム・ロングかつ茶髪・黒髪は女性らしさを強く感じさせ、ショートかつ茶髪・黒髪は大人の女性の印象を抱かせる結果となりました!

更に面白いのが、男性は、女性の外見が家庭的であるかどうかを重要視しており、女性は、単純にファッションとして共感できるかなどの新奇性を重要視していました。

この結果から、相手が男性か女性かで、髪型などを変えるとより、第一印象を良く見せることが出来るということが分かります◎

ですから、髪をケアすることは、相手の第一印象を良くすることに繋がります♪

皆さんも髪のケアをして、美人に一歩近づきましょう!

髪の歴史を知ることで、髪の持つ美しさの魅力がより理解できたのではないのかなと思います!

また、第一印象の重要度は高く、髪は大切な部分♪

もう一度自分の髪と向き合って、美髪を目指しましょう☆

参照元:https://www.jstage.jst.go.jp/article/pacjpa/79/0/79_2EV-071/_pdf/-char/ja