心身の健康を維持するうえで欠かせない「睡眠」。睡眠不足が続けば、脳と体が十分に回復できていない分、体力や仕事のパフォーマンスが落ちるだけでなく、精神的にも大きな影響が出てしまいますよね。しかし、いざベッドに入っても寝つけず、「寝たいのに眠れない…」なんて夜を経験したことはありませんか?

そんな「入眠困難」を解決すべく、今回はTikTokで話題の「寝つきが良くなるシンプルな生活習慣」をご紹介します。

現在1900万回以上も視聴されている同動画は、100万人以上ものフォロワーから支持されている研修医のジェシカ・アンドラーデ先生が投稿した、「靴下を履いてベッドに入ったほうが寝つきが良くなる理由」を解説するもの。

「靴下を履くことで足元がぽかぽか温まると、体の血管が拡張して血行が良くなり、どんどん体外へ熱を放出するようになります」
「体の熱放散によって深部体温が下ると、脳が休息状態になり、寝つきが良くなるというメカニズムです」

厚生労働省のデータで動画をさらに補足すると、活動量の多い日中は脳の温度が高く保たれる一方で、夜間は体から熱放散をして深部体温(脳や内臓などの身体の奥の方の温度)を下げる必要があるとのこと。つまり、手足などの末端部分が冷えていると熱が放散されにくく、寝つきも悪くなってしまうと考えられています。

また、同動画のコメント欄では、「毎日24時間靴下を履いている私にとって、ベッドでいちいち脱ぐほうが変な気分」という肯定的な声が見受けられた一方で、「靴下を履いて寝るなんて、居心地が悪い」という意見も。これを受けて先生は、「私も時々そう思います」と返信し、理解を示しました。

靴下を履いて寝るのに抵抗がある人は、ベッドに入る前に温かいお湯に足を浸からせたり、シャワーで数分間温めることがオススメとのこと。これも、靴下のときと同様のメカニズムで効果的だと、とある研究で提唱されました。

いずれにせよ、快適な睡眠は食事や生活習慣などの少しの工夫で改善できる可能性があるみたい。自分に合った方法で、眠れない夜とおさらばしてみて!

※この翻訳は抄訳です。

Translation:YUUMI IKEUCHI

COSMOPOLITAN