リモートワークになって、自宅のパソコンの前で仕事する人が増えた。
今回紹介するのは、こうしたリモートワーカーにおすすめのツールだ。

デスクトップの隅に、天気情報をコンパクトに表示してくれる。

仕事中、ちょっとした買い物や散歩、子供のお迎えなどの用事で外出するとき、きっと役に立つはずだ。


●インストール不要、地域を指定すればすぐに利用可能
リモートワークで自宅に閉じこもっていると、外の天気にも無関心になりがちだ。
集中して資料を作成し、気づいたら外は暗くなっていた……。
こんな経験をした方も多いのではないだろうか。

逆に外の天気が気になる場合もある。
たとえば、休憩時間にちょっと買い物に出かけたり、子供を迎えに行ったりするときは、外出時の天気が気になるはずだ。

いずれの場合でも、仕事で利用するWindowsパソコンのデスクトップに天気情報が表示されていたら、無関心にもならないし、外出するときの参考にもなるはずだ。たとえば、次のような感じで。


デスクトップに天気の情報が表示されている。


このように、デスクトップに天気情報を表示してくれるツールが「机上予報」だ。
これは、Yahoo!天気・災害やtenki.jpから取得した天気情報をコンパクトに表示してくれるフリーソフトである。

インストール作業は必要ない。
記事末のページからZIPファイルをダウンロードして解凍したら、32ビット版の「Weather32.exe」または64ビット版の「Weather64.exe」のいずれかを実行するだけだ。

利用するには、まず地域を指定する。
ウィンドウを右クリックして[地域の選択]を選択すると、地域を設定するウィンドウが開く。
[Yahoo!]または[tenki.jp]タブのいずれかで、表示させたい地域を指定しよう。地域はツリー形式になっているので、ダブルクリックしてツリーを展開し、最後に市や区をダブルクリックすれば、その地域の天気情報に更新される。


ウィンドウを右クリックしたら[地域の選択]を選択する。



[Yahoo!]または[tenki.jp]タブで地域を指定する。なお、[tenki.jp]タブでは[3時間予報][1時間予報]を指定できる。地域をダブルクリックすると、その地域の天気情報が表示される。


右クリックメニューで、
[雨雲の動き]を選択すれば雨雲の動き、
[この地域の防災情報を表示する]を選択すれば、防災情報を表示することもできる。
また、複数の地域を登録して切り替えることも可能だ。

右クリックメニューで[オプション設定]を選択すれば、
色や表示する項目をカスタマイズすることもできる。

[スキン]タブでは、
スキンを選択してデザインを変えることも可能だ。スキンは、記事末に記したページからZIPファイルをダウンロードし、できたフォルダを「images」フォルダ下に置く。これで、[スキン]タブの[名称]で新しいスキンが選択できるようになる。

なお、情報源であるYahoo!天気・災害やtenki.jpのページをWebブラウザで表示することもできる。ただし、初期設定で登録されているWebブラウザはInternet Explorerになっているので、Google ChromeやEdgeに変更しておいた方がよいだろう。オプション設定の[一般]タブで変更可能だ。


右クリックメニューで[雨雲の動き]を選択すれば雨雲の動きを表示できる。



右クリックメニューで[オプション設定]を選択すると表示されるダイアログボックス。[スキン]タブでは色をカスタマイズできる。スキンをダウンロードしてデザインを変更することも可能。



スキンをダウンロードして適用した例1。



スキンをダウンロードして適用した例2。



[一般]タブの[使用するブラウザー]はInternet Explorerが設定されているので、「chrome.exe」などに書き換えるとよい。


机上予報で表示される情報は、Yahoo!天気・災害やtenki.jpを見れば分かるものばかりだ。しかし、その情報がコンパクトに凝縮されてデスクトップに表示されていると、それだけで価値がある。

リモートワーカーはもちろん、仕事中に天気情報が気になる方にもおすすめだ。気になったら、ぜひ試してみてほしい。

机上予報(作者:ラグ太郎)
スキンのページ


井上健語(フリーランスライター)