100日後に死ぬワニ」は、やはり人気だったのだ。

日本出版販売(日販)が運営するウェブメディア「ほんのひきだし」の「コミックス第1巻 年間売上ランキング」で、「100日後に死ぬワニ」の漫画が第2位にランクインした。これには「予想外だった」と驚く人も。

「1位と3位を買いました。2位で...」

ランキングでは、2020年1月1日〜12月31日に「第1巻」が発売されたコミックスを対象に、その第1巻の発売日〜12月31日までの売上冊数を集計している。

第1位は「少年ジャンプ+」(集英社)で連載中の「怪獣8号」。話題作「呪術廻戦」とともにはまる人が続出している作品だ。第3位以降も、少年ジャンプや少年マガジンなどで連載経験のある注目作品がランクインしている。

その中で「100日後に死ぬワニ」は2位、しかも雑誌連載はしていない。漫画家のきくちゆうきさんが、自身のツイッターで連載していた4コマ漫画だ。主人公のワニの日常を描く一方で、4コマ目の下にワニが死ぬまでの日数をカウントする斬新な手法で、連載中から大きな話題となった。ツイッターでは累計1000万以上の「いいね」が付いたほどだ。

漫画は、20年3月20日の連載終了後からまもない20年4月8日に小学館から発売になった。本編に加え、ツイッターには投稿されなかった「0日目」や100日後の後日譚なども収録されている。

書籍化だけでなく、コラボカフェやグッズショップのオープン、各種グッズも販売された。しかし、同作品にまつわるツイッターでの投稿は次第に減少。20年夏前には、一時のような盛り上がりは落ち着きを見せていた。

ツイッターには今回の2位ランクインを受けて、

「1位3位5位6位8位読んでる/読んだけど、ワニに負けるのか・・・このワニ漫画、そうとう面白いんやろうなぁ」「1位と3位を買いました。2位で吃驚」「100ワニって結構本売れたんだ...」

など、改めてその人気ぶりに驚いたという人の書き込みが多数みられた。