妻が夫の不倫に気づくきっかけとして多いのが、「何となく態度が違う」というもの。どんなに嘘の上手い男性でも、不倫をするとどこかしら態度や行動に出てしまうことは多いようです。そこで今回は、妻が「夫の不倫を確信した」瞬間について聞いてみました。

「サウナに泊まっていると言っていたのに……」

「元夫は仕事が忙しくて、深夜までかかるときは『サウナに泊まる』と言っていたんですね。でも、テレビでサウナの話が出たときに、普段泊まっている施設のことを聞くと、歯切れが悪く会話を切ろうとしている感じがして。

何か変だなと思って財布を見たら、泊まってるはずの日に3,000円〜4,000円くらいの金額のタクシーの領収書があったんです。これはサウナじゃなくて不倫相手の家だな、とピンと来てしまいました」(28歳/金融関係会社勤務)

確かにそんなに高いタクシー代を払って、わざわざサウナに泊まるとは思えないですよね。

聞かれるとボロが出そうな話題を突っ込まれると歯切れが悪くなってしまうのは、不倫に限らず後ろめたいところがある人の特徴でしょう。

家に遊びにきた「夫の後輩」と目配せ

「夫が会社の後輩を家に呼びたいというので、頑張っておもてなしの準備をしたんです。後輩は男女合わせて4人来たのですが、その中の1人の女性がやたらと私のことをジッと見てくるなと思っていました。そして、料理を運んだときに夫とその女性が目配せしあっているのが見えてしまって。

結果的にその女性と不倫していたことが後で分かったのですが、家に後輩を呼んだ理由も『奥さんを見てみたい』とその女性からリクエストしていたらしく……。最悪ですよね」(31歳/専業主婦)

「目配せ」で気づいたというこのケース。

不倫関係にある男女が一緒にいると、ちょっとした視線のやり取りや雰囲気などで怪しい感じが出てしまうのでしょう。

単身赴任中の夫の家に「歯ブラシ」

「単身赴任中の夫が、突然『寂しい』『子どもに会いたい』と言わなくなったので、怪しいなと思って、夫に内緒で家に行ったんです。

そしたら、洗面所に女性ものの歯ブラシがあって……。必死に『たまたま男性の後輩を泊めただけ』と言い訳していましたが、無視して色々と見回っていたら、女性用のパジャマや下着が出てきました」(29歳/歯科医院勤務)

単身赴任や出張が多い仕事は、奥さんの目が届かないことに加えて、コミュニケーションの齟齬も多くなり、不倫に発展しやすいのかもしれません。

もし寂しがりやの男性が、急に「会いたい」と言わなくなったら要注意かもしれませんね。

妻が不倫に気づくきっかけは様々ですが、不倫を“された方”としては、突然裏切りを突きつけられたことになります。

夫への愛情が深ければ深いほど、「自分の思いを踏みにじられた」という考えから、相手の女性への恨みも大きくなってしまいがち。くれぐれも自分が“傷つける側”にはならないようにするべきです。

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※ 2021年1月26日作成

文・上岡史奈