国を問わず、とんでもない理由で警察に通報する人はあとを絶たない。このほどイギリスマクドナルドの朝限定メニューを注文しようとした女性が、受付時間を数分過ぎていたことで注文を断られてしまい、警察に電話で訴えるという一幕があった。『The Sun』『Mirror』などが伝えている。

英ウェスト・サセックス州にあるサセックス警察のダレン・テイラー捜査官(Inspector Darren Taylor)が今月21日、Twitterに投稿した内容が注目を集めている。

テイラー捜査官の投稿によると、ある女性がイースト・グリンステッド地区にあるマクドナルドから「不当な扱いを受けた」と電話で訴えてきたそうだ。

この女性はマクドナルドの朝限定メニューを注文しようとしてドライブスルーの列に並んでいたが、彼女が注文する時には同メニューの注文受付時間の午前11時を数分過ぎていた。そのため女性は店側から同メニューの注文を断られてしまったという。

女性は注文できなかったことに猛烈に腹を立て、警察に「マクドナルドの対応は不当だ」と訴えてきた。しかし警察では女性の訴えに同調するのではなく、警察に通報するべき内容ではないことを丁寧に伝えたようだ。テイラー捜査官は今回の件について次のように語っている。

「女性は店側が不当であると感じたため、警察からマクドナルドへ一言言って欲しいと思ったようです。しかしながら私たちは彼女に『これはマクドナルドに直接言うべきであり、警察が関与する問題ではないため対応はし兼ねる』ことを伝えました。」

またテイラー捜査官のツイートを見て、ユーザーらは女性の行動に疑問が浮かんだようで次のような意見があがった。

「別に朝食に朝マックじゃなくたってチーズバーガーだっていいじゃない!」
「本当に理解できない。彼女は警察が実際に対応してくれるとでも思ったの?」
「不当だ、公平に、と言うなら、私は今朝10時20分にマクドナルドへ行って朝マックを注文したわよ。」

今回の女性は、その時どうしても朝マックが食べたかったらしく理性を失った行動をとってしまったと見られている。ちなみにロシアでは、マクドナルドの商品が食べたくてたまらなくなり、ヘリコプターをチャーターして370キロ以上も離れた店舗へ向かった男性が話題になった。

画像は『Inspector Darren Taylor 2021年1月21日付Twitter「A call @11.30 this morning from an angry lady who stated that due to the queue at the McDonalds drive thru in EG」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)