【AFP=時事】英国のボリス・ジョンソン(Boris Johnson)首相は23日、米国のジョー・バイデン(Joe Biden)大統領と電話会談した。英米首脳の電話会談は、バイデン氏の大統領就任後初めて。両首脳は両国関係を深め、気候変更問題で協力することを確認した。英首相官邸が明らかにした。

 ジョンソン首相は、電話会談中に腕まくりして受話器を持ち、笑顔を見せている自身の写真を添えて、「今日の夕方@JoeBiden大統領と話したのは素晴らしかった」とツイッター(Twitter)に投稿した。

 バイデン氏は2019年にジョンソン氏のことを「ドナルド・トランプ(Donald Trump、前米大統領)の肉体的、感情的なクローン」と呼んだことがあった。今回の会談は冷え込んでいた両者の関係を改善する狙いがあったものとみられる。

 バイデン氏は、ジョンソン氏が推進した英国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット、Brexit)にも批判的だったが、英首相官邸は、両首脳は「われわれ両国間で結び得る自由貿易協定の便益」についても協議したとしている。ジョンソン氏は、現在の通商問題を「可能な限り早期に」解決する意向を表明した。

 英首相官邸の声明によると、両首脳は早期に直接会って会談したい意向を示したほか、今年11月に英スコットランドで開催予定の国連(UN)の気候変動サミットについても両国が協力していくと述べた。

 この他、北大西洋条約機構(NATO)や、「人権を尊重し民主主義を守るという共通の価値観」についても改めて力を入れて取り組んでいくことを確認した。トランプ氏はNATOに極めて懐疑的な立場を取っていた。

 さらに両首脳は、新型コロナウイルスの「パンデミック(世界的な大流行)の中、世界が重大な困難」に直面しているという認識でも一致した。

 これに先立ちバイデン氏は22日、大統領就任後初となる外国首脳との電話会談を、カナダのジャスティン・トルドー(Justin Trudeau)首相との間で行っていた。

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