プロサッカー選手は、世界中のファンから熱い声援を受ける一方で、一つでもミスや過ちを犯せば、猛烈なバッシングを受ける。SNSが発展を遂げている昨今は、その激しさが増していることは想像に難くない。

 かつて逸材FWとして注目を集めた男の“告白”が話題を集めている。

 現地時間1月22日、元イングランド代表FWのジョードン・アイブは、自らがうつ病を患っていたことを明かしたのだ。

 現在25歳のアイブは、17歳だった2012年にリバプールに移籍して大きな注目を集めたアタッカーだ。イングランドの世代別代表にも名を連ね、ゆくゆくはA代表を支えるだろうと期待されていた。

 しかし、アイブは周囲の期待を裏切るように、無免許運転や交通事故、さらには飲酒騒動など、ピッチ外でのトラブルが絶えず。ファンやメディアからも問題行動を起こすたびに猛烈な批判を浴びていた。
 
 現在は英2部のダービー・カウンティに所属しながらもチームからは離脱しているという元有望株は、自身のインスタグラム上で、こうメッセージを綴った。

「世界中のファンたちに謝りたい。ある時、僕はうつ病に苦しんでいて、自分が暗い場所にいることに気付いた。これはメディアやみんなに話題にしてもらったりするための企みではない。本当に物事が難しいんだ。

 世界中の人達からの愛やメッセージに感謝しているよ。このパンデミックのせいで、僕ら皆にとって厳しい時代になっている。僕は家族やダービーから全面的なサポートを受けている。自分自身とこの状況を正す、それに100%コミットしているよ。家族、友人、美しい愛娘のためだけでなく、自分のためにもね。全ての人に愛を」

 昨年から本格的なメンタルヘルスを受けてきたというアイブの赤裸々な告白は、現地メディアでも小さくない話題だ。英スポーツ専門ラジオ局『talkSPORT』は、「アイブは声を上げ、自らの病を正直に告白した」と、その行ないを称えた。

 世間の期待を裏切ったかもしれない。しかし、まだ25歳だ。アイブが再起できるかに注目したい。構成●サッカーダイジェストWeb編集部