現地21日、「全豪オープン」出場のためオーストラリア・メルボルンで隔離中の女子テニス世界67位のパウラ・バドーサ ジベルト(スペイン)が、新型コロナウイルスの検査で陽性となったことを自身のTwitterで発表した。

今回の「全豪オープン」では、大会側が手配したチャーター便で選手が現地入りし、その後2週間の隔離が義務付けられている。本来の予定ではその間も、練習やトレーニングのための外出が、移動を含め1日5時間認められていた。しかし移動直後の検査で選手以外のスタッフに陽性者が出た便が複数あり、同じ便に乗っていた合計72人の選手は外出も認められない完全隔離となっていた。


米テニスメディアTennis.comによると、バドーサ ジベルトはその完全隔離に該当するアブダビからの便に搭乗しており、隔離7日目の検査で陽性に。機内で感染した可能性も考えられる。


彼女は「悪いお知らせがあります。今日、新型コロナウイルスの検査で陽性となりました。気分が悪く症状もいくつか出ています」と綴っており、現在は医療機関のホテルに移動して隔離されているという。


バドーサ ジベルトはオーストラリアへ渡航する前に「WTA500 アブダビ」に出場し、ベスト16へ進出していた。


(テニスデイリー編集部)


※写真は「WTA500 アブダビ」でのバドーサ ジベルト
(Photo by Francois Nel/Getty Images)