ニューポート・カウンティ(イングランド4部リーグ相当所属)のウェールズ代表GKトム・キングのゴールが、「サッカーの世界最長(距離)得点」として、ギネス世界記録に登録された。21日、同クラブが公式サイトで伝えている。

 記録となった得点は、19日のチェルトナム・タウン戦で生まれた。自陣のゴールエリアのライン上にボールを置き、ゆっくりとした助走からボールを大きく蹴り出すと、高く上がったボールは敵陣深くでワンバウンドし、目測を誤った相手GKの頭上を越えて直接ゴールへ吸い込まれた。結果的に1−1に終わったこの試合で、勝ち点1をもたらしたGKの得点が、今回ギネス記録に登録された。

 クラブ公式HPによればキングの得点は、キック位置からゴールまでの距離が96.01メートル(105ヤード)で、世界最長となった。なお、これまでギネスに登録されていた同記録は、2013年11月に計測された、当時ストーク所属のボスニア・ヘルツェゴビナ代表GKアスミル・ベゴヴィッチによる91.90メートルのゴールで、7年以上の時を経てこの記録が破られることとなった。

 記録を更新したキングは、「毎年クリスマスにもらうような本にまさか自分が載るなんて夢にも思わなかったよ。今年もクリスマスにプレゼントされたら、ぜひ実際に読んでみたいね。嬉しいし、しばらくは誰にも更新されないでいて欲しい。僕の孫にも見せるためにね!」と話している。

𝙆𝙞𝙣𝙜 of the castle👑 #OneClubOneCountypic.twitter.com/LJA2I2Bo0X— Newport County AFC (@NewportCounty) January 19, 2021