車内での感染を防止するための取り組み

 国土交通省は、スーパーコンピューター富岳を用いたタクシー車内における換気性能や飛沫拡散の状況についてのシミュレーション結果に基づき、タクシー事業者ならびにタクシー利用者に向けて、車内での感染を防止するための取り組みを要請しています。

タクシーで感染防止対策をするイメージ

 国土交通省が要請する、車内での感染を防止するための取り組みは、以下のとおりです。

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・エアコンを「外気導入モード」に設定し、風量を通常レベル以上とすることにより、車内換気を徹底することとし、「内気循環モード」は車内での感染リスクを高める可能性があるため、可能な限り利用を避けること。なお、「外気導入モード」について乗客から苦情が寄せられる場合には、乗客の安全・健康を損なわないよう配慮しつつ、スーパーコンピューター富岳のシミュレーションの結果等も踏まえ、「外気導入モード」による車内換気が有効であることを丁寧に説明して理解・協力を求めること。

・運転者又は乗客が咳をした場合の飛沫の飛散を防ぐため、運転者のマスク着用を徹底するとともに、乗客にもマスクの着用について理解・協力を求めること。

 タクシーは、国民生活・国民経済の安定確保に不可欠な公共交通機関であり、今般の新型コロナウイルス感染症が拡大するなかにおいても、最低限の事業の継続が求められている交通手段です。

 そのため、新型コロナウイルスの感染リスクを低減し、安心してタクシーを利用できるよう、国土交通省は利用者に向けても以下の呼びかけをおこなっています。

・マスクを着用し、会話は控えめにしていただく
・後部座席に着席が可能である場合、できる限り助手席のご利用は控えていただく
・換気のため走行中の窓開けにご理解・ご協力をいただく

 タクシーを安心して利用するためにも、これらの注意点を守り、新型コロナウイルスの感染拡大を防止していきましょう。