「ええんやで」

そんな言葉をかけてあげたくなる除雪車が、ツイッターで注目を集めている。


これは許せる...(画像は村上悠也(@u8murakami)さんから)

こちらは、ツイッターユーザーの村上悠也(@u8murakami)さんが2021年1月19日に投稿した写真。雪道を走っている除雪車を、うしろから捉えた1枚だ。この写真とともに、

「許せる」

とつぶやく投稿者。いったい、どういうことなのだろうか。

村上さんが注目したのは、除雪車の運転手が雪をなぞって書いたと思われるメッセージ。車体には、

「ゴメン」
「おそいよ」

という、お詫びの言葉が。除雪車はあまりスピードが出せないため、運転手が後方車両に向けて書いたのだろうか。この光景を見たユーザーからは、ツイッターに、

「これは、許せますよね」
「雪に手書きが、なんともホッコリです」
「みんなのために除雪してくれてるから、全然いいよ」

といった声が寄せられている。

法定速度で走っていたので全然遅くはありませんでした

Jタウンネットは1月20日、投稿者の村上悠也さん(20代男性)に当時の話を聞いてみた。

水道に関する仕事をしている彼は当時、青森県弘前市にある「つり具の上州屋」(弘前店)付近を車で走っていたという。その時彼の車の前方を走っていたのが、例の除雪車。

「積もった雪に書いていました。ある程度近づいたら、後ろに何かかいてるなーと、気づきました」(村上さん、以下同)

除雪車に書かれた「ゴメン」「おそいよ」というメッセージを見た時の感想を聞くと、

「苦情なども多い中で色々考えて仕事してると思いました」

と話す村上さん。ちなみに除雪車の走るスピードは、遅かったのだろうか。

「法定速度で走っていたので全然遅くはありませんでした」

豪雪地帯で、除雪作業を頑張っている人たちがいる。村上さんの投稿には、作業員に向けて「除雪作業お疲れ様です」などと感謝の言葉も相次いでいる。

1月21日11時45分追記:記事初出時、文中の日付に誤りがあったため修正しました。