児童小説「チャーリーとチョコレート工場」(邦題:チョコレート工場の秘密)の前日譚を描く映画『ウォンカ(原題) / Wonka』の全米公開日が、2023年3月17日に決定した。The Hollywood Reporter などが報じた。

 タイトルになっているウォンカとは、2005年の映画『チャーリーとチョコレート工場』ではジョニー・デップが演じたことで知られるエキセントリックな工場長ウィリー・ウォンカのこと。引き続き米ワーナー・ブラザースが手掛ける本作では、世界で最も有名なチョコレート工場をオープンする前の、若き日のウォンカの冒険が描かれる。

 監督は『パディントン』シリーズのポール・キング監督で、製作は『ハリー・ポッター』シリーズのデヴィッド・ハイマン。ピクサーの『インサイド・ヘッド』などにも参加したことのある脚本家のサイモン・リッチが執筆した初稿を、現在はキング監督と、彼と『パディントン2』を共同執筆したサイモン・ファーナビーが改稿している。

 これまでロアルド・ダールの児童書「チャーリーとチョコレート工場」を映画化した作品には、1971年にジーン・ワイルダーさんが主演した『夢のチョコレート工場』と2005年にジョニー・デップが主演した『チャーリーとチョコレート工場』がある。(細木信宏/Nobuhiro Hosoki)