(花蓮中央社)雪が積もる合歓山の標高3000メートル以上の地点で勤務する警察官には、防寒のための4種の神器がある。雨靴、厚手の靴下、ビニール袋、そしてもう一つは「生理用ナプキン」だ。靴下をナプキンでくるんでから雨靴を履き、寒さをしのいでいる。

花蓮県警察局新城分局はこのほど、雪が積もる中で業務にあたる警察官の映像を投稿。男性警察官がコンビニエンスストアで大量の生理用ナプキンを購入するシーンも盛り込まれた。

合歓派出所は標高2375メートルに位置し、警察官は雪のシーズン、高山の駐車場などで交通整理を行う。同派出所の林福長所長によれば、警察官は寒風や雪の中で長時間勤務せねばならず、完全装備で防寒をしているものの、雪を踏む両足は冷たくなってしまう。そのため、先輩や登山者などの助言を参考に、ナプキンを活用することにしたという。警察官らはナプキンを「足のカイロ」と呼び、すでに冬の合歓山勤務時の定番装備になっている。

(李先鳳/編集:名切千絵)