J2のジュビロ磐田は1月15日、横浜F・マリノスから大津祐樹を完全移籍で獲得したことを発表した。

 大津は横浜ほか、柏やドイツのボルシアMG、オランダのVVVフェンロでプレー。攻撃的なポジションならどこでもこなすマルチロールで、戦術の幅を広げられる楽しみな新戦力だ。

 クラブの公式HPで「『すべてはジュビロのために』 選手、クラブ、ファン、サポーターで力を合わせて必ずJ1昇格を成し遂げましょう。応援をよろしくお願いします」とコメント。また前所属の横浜の公式HPでは、感謝の気持ちなどを次のように綴っている。

「このたび、横浜F・マリノスからジュビロ磐田へ移籍することになりました。

『すべてはマリノスのために』
 これまで常に、この思いを胸にプレーしてきました。F・マリノスでプレーをする中で、日に日にクラブのことが好きになり、自分にとってこのクラブがかけがえのない存在になりました。

 F・マリノスの社長、監督、強化部をはじめクラブから、大きな評価とリスペクトをとても感じる話をいただきました。そんな中、このオフシーズンにジュビロ磐田から正式な獲得オファーをいただき、2021年シーズンにかけるジュビロ磐田のビジョンやクラブの本気度、覚悟、かなりの熱を感じました。

 このまま引退するまでF・マリノスでプレーをし続ける選択肢か、オファーを受けジュビロ磐田へ移籍する選択肢。決め切ることができずにとても悩み、なかなか答えを出すことができませんでした。
 
 ただ、1人のサッカー選手としてこれまでもそうしてきたように「常に挑戦をし続けたい」。 この思いからジュビロ磐田に移籍する事を決断しました。

 これまで応援し続けてくれたF・マリノスのファン、サポーターの皆様、ここまでF・マリノスを好きになれたのも、ファン、サポーターのおかげです。良い時も悪い時も1つになりこんなに選手とファン、サポーターが繋がっている感覚は人生初めてでした。

『すべてはマリノスのために』
共に闘ってきた3年間、本当にありがとうございました」

構成●サッカーダイジェスト編集部