《とても簡単に出来るべったら漬け風漬物を紹介させてください!! しかも、昆布を入れたり、鷹の爪を多めにしたり、柚子を入れたり、生姜を入れたり、アレンジできます》

11月25日、自身のインスタグラムで、ファスナー付きのプラスチックバッグを使用した、麹で漬ける東北地方の郷土料理「三五八」レシピを披露した工藤静香(50)。

「今、木村さん一家は発酵食品にハマっているんです。静香さんは“娘たちの美容に不可欠”だと話していました」(木村家の知人)

長女Cocomi(19)と次女Koki,(17)はモデルとして活躍中だ。

「2人はファッション誌『ELLE JAPON』(2021年1月号)で雑誌としては初めてタッグを組みました。Cocomiさんが自らの愛用カメラで人気ブランドをまとったKoki,さんを撮影。そのうちの1枚が表紙を飾っています」(服飾関係者)

Cocomiはコンセプトの立案からポージング、小道具の配置まで詳細に指示していたという。

「モデルとして体のコンディションに日々気を配る2人のために、静香さんは食生活の面で、さまざまな工夫をしています。基本的に動物性の油や白砂糖を避け、白米は寝かせ玄米に変えました。寝かせ玄米は、玄米に小豆と塩を加えて炊き、3日間、保温状態で寝かせたもの。玄米の部分に含まれる酵素が発酵して、酵素の働きが高まり、美容効果が高いんです。

また、木村家の冷蔵庫には、10代で食べ盛りの2人のために“おやつ”代わりに、静香さんの手作りキムチと納豆を常備しています。一家の“健康と美容のサプリメント”的な存在だそうです」(前出・木村家の知人)

父・木村拓哉(48)も料理の腕をふるうことがあるそうだ。

「娘さんたちは特に、木村さんが手際よく作る“豚キムチ”が大好物だと話していました」(前出・服飾関係者)

そんな木村家も、今年のコロナ禍で、生活リズムが大幅に変わったという。

「基本的に娘さんたちは夜型の生活を送っていたそうです。特にCocomiさんは音楽家でもあるので、家族が寝静まった深夜に音楽を聴くのが日常だったとか。しかし、おこもり生活によって、免疫力を低下させないよう、静香さんは朝型の生活習慣に戻すようアドバイスしたそうです。その代わりに起床後すぐクラシックや洋楽を聴くようになったとか。静香さんはそのメロディを聴いてから、特製スムージーを作って朝食を用意するそうです」(前出・服飾関係者)

実際、Cocomiは『VOCE』(2021年1月号)のインタビューで「自粛期間を経て生活リズムが変化した」と語っている。

《朝、9時半までには起きるようになったということと、夕飯が早くなったこと。どんどん早くなっていって、今は家族全員の夕食が午後3時》

あまりにも早すぎる夕食時間だが、ビューティプランナーの梅野利奈さんは、この食生活を専門家の視点からこう語る。

「今、注目を集めているのが、1日のうち何も食べない時間をできるだけ長くする『半日断食』です。腸内の負担が減るほか、血糖値も安定し、体脂肪が燃えやすくなります。気にせず、好きなものは食べたい、でも体形が気になるという方にもおすすめです」

とはいえ、Cocomiは『VOCE』のインタビューで、こうも語っている。

《ただ、夕食が早すぎるから夜になるとお腹が空いちゃって、午後10時くらいに、母お手製のキムチやビスケットを食べちゃいます》

拓哉が作る「豚キムチ」も実は、食欲を我慢できない日の“夜食”なのかもしれない。

「腸内環境を整えるほか、代謝を高める働きもあるキムチと一緒にすることで、脂っこいお肉もヘルシーにおいしくいただくことができます」(前出・梅野さん)

また、前出の木村家の知人によれば、最近、発酵食品の新たなレパートリーが加わったという。

「今、流行りのコリアンフード、ヤンニョムチキンです。コチュジャンを使った、韓国風の“ピリ辛唐揚げ”ですね。Koki,さんがレシピを調べて、自分で作ってみたら思いのほかおいしくて、木村家の定番メニューになったそうです」

前出の梅野さんによれば、

「コチュジャンにはカプサイシンが含まれており、血流をよくする効果があり、冷え性の方にもいいです。タンパク質が豊富な鶏肉と一緒にすることで、さらに美容効果が得られます」

静香の食育はおかずだけではない。免疫力を上げるため、自家製ハーブティーを作っているという。

「木村家の庭にはペパーミントやタイムなど数種類のハーブが植えられていて、それを摘んでフレッシュなままハーブティーとして飲むのが習慣のようです。効能はたくさんあって、自律神経を整える、不眠改善、便秘改善、冷え性改善、肌荒れ改善、消化促進、抗酸化作用、抗菌・抗真菌作用、免疫力を高める、殺菌・抗ウイルス作用など、コロナ禍には必須の飲み物だそうです」(前出・木村家の知人)

休日、早すぎる夕食を終えた家族団らんの時間は、4人でトランプに興じる日もあるという。

「夜遅くまで大富豪をやって盛り上がっているそうです。ゲームに夢中だと、空腹を感じずにすむ効果もあるのかもしれません。拓哉さんは最近、親しくしている明石家さんまさんに誘われ麻雀を始めるようになり、一度は家族4人で卓を囲んでみたいそうですが、娘さんたちから“ルールが難しい”と実現できていないそうです」(前出・木村家の知人)

「午後3時の夕食」が成り立つのは、家族円満ゆえのようだーー。

「女性自身」2020年12月15日号 掲載