大根の甘み、辛みの見極め方がSNS上で大きな話題になっている。

【写真】大根選びは、ひげ根の穴の並び方に注目を

きっかけになったのは都内在住で食や旅行に関する情報を発信しているごまたんさんの投稿。「突然だけど大根を選ぶ時はひげ根の穴の並び方を見てみて欲しい。穴が真っ直ぐ並んでいる物は辛味が少なく、螺旋状に斜めに並んでいる物は辛みが強い。煮物には左の大根、大根おろしには右の大根、と使い分けると料理が美味しくなるよ。是非。」

買った大根がたまたま辛かったという経験は誰もがあると思うが、まさか見た目で分かる法則があったとは…。ごまたんさんの投稿に対し、SNSユーザー達からは「大根作ってるけど知らなかった…。今度から豆知識として披露していこう。」「これからは縦並びの大根しか買わない。そして後世に語り継ぐこと決定。」「大根の辛味成分は生育環境のストレスにより生じるので、柔らかい土の元だとまっすぐ成長できる=ストレスなく育ったため辛味がない、という話を聞いたことがあります!」など数々のコメントが寄せられている。

これから寒さが深まるにつれ大根の美味しくなる季節。さらなる美味しい大根の見極め方や調理法はないものかと「茹で卵の時間表」など数々のお料理ハックやレシピで話題の料理人、料理研究家の麦ライスさんにお話をうかがってみた。

中将タカノリ(以下「中将」):麦ライスさんはこういった大根の見分け方はご存知でしたか?

麦ライス:僕は知っていましたがあまり料理人の間でこの話は出ませんね。さらに言うと僕の知る限り洋食料理人のほとんどはあまり気にせず使っています(笑)。

中将:意外とそういうものなんですね!

麦ライス:というのも、野菜は納品する八百屋さんが選んで持ってくるので悪くなっていない物でなければ基本的にそのまま使います。気にするのは大根の品種やブランドを選ぶ場合などだけですね。

中将:そもそも変なものは納品されないという前提があるんですね。この他に美味しい大根の見分け方、美味しい大根料理を作るコツなどあればお聞かせください。

麦ライス:触ってみて硬く、はりがあるものが好ましいです。葉が付いている場合は葉の状態で新鮮さがわかります。

また、葉に近い部分、真ん中、根っこ付近と三カ所に分けて辛さや柔らかさが違うのでその使い分けはぜひ知って欲しいですね。葉に近い部分は甘みが強く歯応えがあるので生食向きです。真ん中はバランスが良く一番柔らかい部分なので煮物なんかに最高ですね。根っこに近い部分は辛みが強く食感も硬いので、辛い大根おろしが好きな人以外は加熱調理するのをおすすめします。

あと、大根は皮が硬く中心になるほど柔らかいので煮物などでは分厚く皮を剥けば柔らかく食べられます。でも皮にも凄く栄養があるので僕は基本的に皮は剥かず使いますね。

中将:部位によって違うというのはとても重要ですね。麦ライスさん的にこれからの時期にオススメの大根料理をお聞かせください。

麦ライス:おすすめ料理は僕が最近Twitterにアップした、豆乳を使った「みソイ汁」ですね。

寒い季節になって来たので、大根を皮付きのまま切って入れて食べてほしいです。葉の部分も一緒に入れればシャキシャキでさらに美味しいです。

▽麦ライスさん考案「みソイ汁」レシピ

・無調整豆乳250cc
・水250cc
・味噌大さじ2
・昆布だし顆粒小さじ2
・砂糖小さじ1と1/2
・すりごま大さじ2
・豆腐一丁
・小松菜4株
全てを合わせ温めたら完成

■「麦ライス」さんプロフィール

都内のレストランでシェフとして活躍するかたわら料理研究家としても活動。料理が苦手な人でも再現できるオリジナルレシピやプロだからこそ知るお料理ハックをSNSやメディアで紹介し大きな注目を集めている。

(まいどなニュース特約・中将 タカノリ)