Twitterが2020年12月2日に投稿したブログ記事で、プラットフォーム上でのヘイトスピーチに関するルールを更新し、「人種・民族・出身国に基づいて他者を非人間化する発言」を禁止すると発表しました。

Updating our rules against hateful conduct

https://blog.twitter.com/en_us/topics/company/2019/hatefulconductupdate.html

Twitter expands hate speech rules | Engadget

https://www.engadget.com/twitter-hate-speech-rules-race-ethnicity-194849330.html

Twitterは以前からプラットフォーム上でのヘイトスピーチ対策に取り組んでおり、2018年に他者の人間性を否定するような発言を禁止するポリシーを導入しました。その後、2019年7月に宗教団体への嫌がらせツイートを禁止し、2020年3月には年齢・障害・病気に基づく非人間的なツイートを禁止するなど、Twitterは継続的にポリシーを更新しています。

12月2日のブログ記事でTwitterは新たにヘイトスピーチのルールを更新し、「私たちは人種・民族・出身国に基づいて他者を非人間化する発言を禁止するために、ヘイトスピーチの方針を拡大しています」と述べました。Twitterはユーザーから報告されたツイートを監視し、自動化テクノロジーを使用して潜在的な違反ツイートを積極的に検出するとのこと。

実際にTwitterが禁止するツイートの例として、以下のような「(特定の国にルーツを持つ人)はみんな社会保障で生活するゴキブリだから排除されるべき」「私たちの国には(特定の国にルーツを持つ人・人種・民族)のウジ虫が多すぎる、追い出すべきだ!」といった発言が挙げられています。

テクノロジー系メディアのEngadgetは、「この種のコメントがこれまで禁止されていなかったことに驚いたのは、あなただけではないでしょう」と述べ、Facebookなどのプラットフォームではこのようなヘイトスピーチを禁止するポリシーがあったと指摘しています。

Twitterが人種差別的な発言を禁止するポリシーを明文化するのに時間がかかったのは、文化的ニュアンスの理解を深めてルールの一貫性を維持するという、ポリシー変更における慎重な方針に基づくものだとのこと。ポリシーの変更に当たり、Twitterは世界中の安全を擁護する専門家を集めたTrust & Safety協議会や人種差別についての専門知識を持つ他の組織と協力し、サードパーティの専門家を含めたワーキンググループで、人種・民族・出身国に対する非人間的な言論への対処を検討したそうです。

Twitterは、「これらの改善があっても、私たちはまだ間違いを犯すことを認識しています。私たちは自分自身の間違いを正して同様の失敗が繰り返されるのを防ぐため、執行プロセスと上訴プロセスの両方を強化するように引き続き努力すると約束します」と述べました。