お腹ぽっこりが気になった時は“まずは腹筋運動”という方は少なくないと思いますが、実はお腹を縮ませる腹筋運動よりも、お腹を伸ばす方が痩せ効果を得られるのをご存知でしょうか? そこで習慣に採り入れたいのが、ヨガの定番ポーズ【木のポーズ】になります。一般的には立って行うポーズですが、体のバランスをキープするのが難しいので、今回は座ったままで行う簡単なアレンジバージョンをチェックしてみましょう。

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【木のポーズ】 ※座って行うアレンジバージョン

お腹の筋肉を伸ばすだけでなく背骨や体幹部も伸びるので、内臓の位置が適正な位置に戻り、よりお腹周りがスッキリしていく効果を期待できます。

 

(1)床にあぐらで座り、両手を太ももの上に置く



 

(2)背筋を真っ直ぐにしたまま、両腕を上げる



 

(3)頭の上で両手の甲を合わせて、ゆっくり呼吸しながら3呼吸(約30秒間)キープする



 

なお、手の甲を合わせるのが難しい場合は、手の平を合わせる形(下写真)でOKです。



期待する効果を得るためには、とにかく「お腹、体幹、背骨をしっかり伸ばす」ことがポイント。実践中は天井方向に伸び上がる感じを十分に感じましょう。



ただし、頑張って体を伸ばすあまり、肩が上に上がって顔が埋もれてしまう(上写真)と効果を得られません。肩や首は力を抜いて、リラックスしながら実践することも心がけてください。

 

お腹を十分に伸びすことでお腹ぽっこりを予防し、背骨が伸びることで縮こまっていた姿勢までシャキッとするこのポーズ。ぜひ毎日の習慣にして、理想的なペタンコお腹を手に入れてくださいね。<text:ピーリング麻里子 photo:カトウキギ ヨガ監修:Minami(インストラクター歴3年)>