2020年の「ユーキャン新語・流行語大賞」トップテンが1日に発表され、年間大賞は「3密」に決定した。受賞者は、「NO!3密」のボードを掲げ、3密の知名度を上げた小池百合子都知事。

当初広がりを見せなかった「3密」だが、小池都知事が殺到する報道陣に「密です」を連呼したことが報じられると、ネット上で話題となり、ツイッターには発言を題材にした投稿が相次いた。個人開発によるゲームも登場し、ゲーム紹介動画は1週間で830万回以上再生されたという。選考委員の一人、言語学者の金田一秀穂氏は、 「"3密"は健気な日本語である。結婚の条件としての"3高"。大変な肉体労働を表す"3K"。いくつかある大切な項目をまとめる言い方が日本語にはあって、 得意技ともいえる。この悲劇的厄災の中にあっても、日本語はその特性を発揮して注意すべき心得をまとめて表し、予防を喚起した」と評した。

「3密」をふくむトップテン受賞語は以下の通り。

・愛の不時着
・あつ森(あつまれ どうぶつの森)
・アベノマスク
・アマビエ
・オンライン○○
・鬼滅の刃
・GoToキャンペーン
・3密
・ソロキャンプ
・フワちゃん